biwacommon編集部のジョーだ。今回は、びわ湖でできる気軽なアウトドア体験として、滋賀県草津市にある矢橋帰帆島公園のキャンプレポート(11月初旬)をお届けしよう。
矢橋帰帆島公園は周囲をびわ湖に囲まれ、無料で楽しめる「子どもの広場」や広大な「はらっぱ広場」が魅力的な人工島だ。野球やサッカーの試合ができる大きなグラウンドもあり、夏はプールも営業している。
先に言っておこう。このコラムはこだわりのソロキャンプやおしゃれキャンプではない。ただのファミリーキャンプの紹介だ。しかし、それ故に役に立つ情報もあるだろう! 長い記事だが文字は少なくまとめている。写真だけでも雰囲気は伝わるので、ざっと飛ばし読みでもOKだ!
滋賀県民なら一人宿泊410円、デイキャンプ210円とかなりリーズナブルな料金設定だ。ファミリー層が多く、昼間は賑やかだが、夜は静かで過ごしやすい。水洗トイレや温水が使える水場、各種ゴミ・炭捨て場も完備されているぞ。
我が家は4人家族のため2ルームテントを使用している。子どもは息子(10歳)と娘(4歳)だ。荷物が多い。車から荷物を運んで設営するのに時間と体力と気力が必要だ。勢いに任せて一気に設営してしまおう。
設営中、子どもは待ってくれない。息子は手伝ってくれるものの、娘は「かまって」とせがむため、iPadでアニメを見せて落ち着かせる。キャンプではドラえもんの映画をよく見ている。
テントの下に敷けば地面の冷えと結露対策になり、撤収時の芝の掃除も楽になる。地面のコンディションが悪い時でも気兼ねなく使えるのが嬉しい。色も自然に馴染むコヨーテカラーがお気に入りだ。
設営が終わったらすぐに遊びに行く。まずはおもしろ自転車だ。30分間大人290円、子ども190円で様々な種類の自転車に乗り放題だ。設営で疲れた体を引きずりながら、膝の軟骨をすり減らす。遊ぶときはいつだって真剣でなければいけない。
現在、一部の遊具は改正都市公園法に基づき使用できないが、遊べる遊具もいくつかある(2025年度以降に新たな遊具が整備される予定)。ロープでできた巨大ピラミッドで鬼ごっこをする。アラフォーになると、高所でのロープの足場がいささか怖い。遊ぶときはいつだって真剣でなければいけない。
小規模ながらキックボードやスケボーが楽しめる。小さな子どもの練習に最適なパークだ。
きれいなどんぐりだ。娘が「いっしょにどんぐりひろおう!」と言うのでたくさん拾った。何に使うわけでもない。遊ぶときはいつだって真剣でなければいけない。どんぐりはポケットに入れたまま忘れないように要注意だ。
広大な空間でキャッチボールやサッカーなど、思いきり走り回れるぞ。遊ぶときはいつだって真剣でなければいけない。
数少ない映え写真のチャンスだったのに撮り忘れてしまった。我が家は子どもがあまり肉を食べないので魚介中心のBBQだ。他にもアヒージョ、リゾットをつくる。今回は自前のBBQグリルを使うが、場所が空いていれば備え付きのBBQエリアを使わせてもらえる。
それにしてもビールがうまい!この瞬間のためにキャンプをするようなものだ。マッチポンプというやつだ。
食後は車で5分のスーパー銭湯へ。子どものテンションが最高潮だ。
※矢橋帰帆島公園の橋は21:30に閉鎖されるため、それまでにはキャンプサイトへ戻ろう。
子どもはキャンプの日恒例のソフトクリームを楽しんでいる。
夜はボードゲームだ。テントで家族とわいわいと過ごす時間は楽しい思い出になるだろう。我が家では現在「ナインタイル」が流行っている。子どもが寝たら、焚き火をしながらゆっくりとウイスキーを飲む、予定だったが私も疲れて寝てしまった。
暖かさと使い勝手の良さに感動したシュラフだ。これでないとキャンプに行きたくないくらいだ。
NANGAとYKKと共同開発したジッパーは生地の噛み込みを防ぎ、顔周りのドローコードでフィット感を調整できる。撥水機能で朝の結露にも快適だ。永久保証の品質にも信頼が置ける。少々値が張るが、価格に見合う満足感がある。
早朝7時、ブラックバス釣りをする。キャンプサイトからびわ湖まで徒歩1分だ。びわ湖の静かな朝の空気をゆっくりと楽しめるのがいい。
20cm弱の豆バスが釣れた。小さいが一匹は一匹だ!
朝食はガスコンロで準備する。家族4人分を同時につくるため、大きめのフライパンを使う。荷物になるが手っ取り早い方がいい。
宿泊の場合は9:30にチェックアウトだが、デイキャンプなら15:30まで滞在可能だ。荷物を簡単にまとめたら、散歩やラジコン、本を読んでのんびり過ごし、子どものリクエストでもう一度おもしろ自転車に乗りに行く。
WPL製のアウトドア仕様ラジコンだ。芝生はもちろん、薪や石でコースを作って遊べる。カスタムパーツも豊富で大人でも十分楽しめるぞ!
キャンプ利用者には荷台の貸出がある。積載量も大きく、これが非常に助かる。車に荷物を積んで、さらに家に帰ってからも片付けが続く。やはりファミリーキャンプは大変だ。
我が家では、真冬を除き、秋から春先までよくキャンプに出かける。矢橋帰帆島公園は遊びが充実し、静かで便利な良い場所だ。スーパー銭湯も近く、ファミリーキャンプにぴったりだ。キャンプは家族のコミュニケーションを深め、自然とのつながりを感じさせてくれる。疲れ以上に楽しい思い出が残るぞ!
ファミリーキャンプは矢橋帰帆島公園がおすすめだ。
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