
biwacommon編集部のニシオカです。
2025年3月、大津市由美浜の大津湖岸なぎさ公園に【LAGO 大津】がオープン。あの『たねや』さんの新施設とのことでオープン前から話題になり、私自身もかなり気になっていたのですが、先日、とうとう訪れることができました!
【LAGO 大津】には施設に隣接した専用駐車場があるのですが、私はその手前……近江大橋の近くにあるサンシャインビーチの専用駐車場に車を停めてしまいました。初手から駐車場所を間違えるという凡ミスをかましましたが、ご心配なく!サンシャインビーチから湖畔に沿って歩けば辿り着くことができます。(徒歩7分程度)
天気が崩れやすい時期だったのですが、この日はタイミング良く快晴。気温もちょうどよく、絶好のお散歩日和でした。琵琶湖の青がいつも以上に澄んでいて、山の新緑とのコントラストが美しかったです。対岸にある『近江富士』もくっきり見えました。
なお、【LAGO 大津】でお買い物をすると1時間無料の駐車券を発行してもらえるのですが、サンシャインビーチ駐車場も同様に対応していただけました。ありがたい!
メイン入口に辿り着くと、そこには『LAGO』のモニュメントが。木々が植えられて身近に自然を感じることのできる空間になっています。ゆるやかな坂を上っていくことで、真上に広がる空の雄大さも感じられてまた良し。
ついに入店!
店内でまず目を奪われたのは、壁に飾られたたくさんの菓子木型。大小さまざまな木型が飾られている様子は圧巻。真ん中にはたねやさんで販売しているお饅頭や干菓子のサンプルも飾られていて、たねやさんが和菓子を大事にされていることが伝わってきます。和菓子そのものを見ることはあっても木型を目にする機会はあまりないと思うので、来店される際はぜひじっくりと眺めてみてください。
入って正面はショップになっていて、大きな提灯がいくつも吊り下げられていました。木型もそうですが、そこかしこに“和”を感じる内装は落ち着いてシックな雰囲気。
ショップではお馴染みの『クラブハリエ』のバームクーヘンはもちろん、ここでしか買えないお菓子やおこわが販売されています。ちなみにバームクーヘンはLAGO限定パッケージ。琵琶湖をイメージした青を基調としたデザインで、爽やかで素敵ですよね。ミニサイズなのでお土産にも最適です!
ショップの隣にはカフェが併設されていて、大きな窓から光が差し込むような造りになっています。暖炉があったり観葉植物が置かれていたりと、随所にこだわりが感じられる空間でした。広大な琵琶湖や山々の景色を窓越しに眺めながら食べることで、おいしさもひとしおになること間違いなし。外にはテラス席も設置されているので、天気のいい日はテラス席で過ごすのもオススメです。
カフェの奥にはガラス張りの工房があり、カステラが作られている様子を見ることができます。焼きたてのカステラがたくさん並んでいる様子、見るだけで笑顔になってしまいました。
カフェでは目玉商品である焼きたての『たねやカステラ』をいただくことができます。私が伺った際は「瀬戸内レモン」が季節限定商品として販売中でした。せっかくなのでそれをいただくことにして、ドリンクはミルクを注文。
輪切りのレモンが乗った、見るからに爽やかな一品。ふんわりと盛り上がったきつね色の生地が食欲をそそります。焼きたてなので甘酸っぱい匂いがほのかに香ってきました。スプーンで掬ってみると、まずその柔らかさに驚きました。ふかふかのお布団みたい……!
続けてそのまま一口ぱくり。スプーンで掬った時の印象そのままに食感も軽やかで、レモンの皮のすりおろしと角切りのレモンが入った生地を噛み締めると爽やかな味がどんどん広がり、まさに初夏を思わせます。そしてちゃんと卵の風味も感じられ、レモンと喧嘩することなく見事にマッチしています。少し大きめかな?と思いましたが、ぱくぱくと食べ進めてあっという間に無くなってしまいました!笑
【販売価格】
たねやカステラ「瀬戸内レモン」
イートイン:825円(税込)※10%
テイクアウト:810円(税込)※8%
※販売期間:2025年4月13日~8月下旬
カステラの他にも気になった商品があったのでこちらも購入してみました。『近江八景』の「比良ゆずもち」です。
(※こちらはカステラと違ってお持ち帰り専用なのでご注意を。)
近江八景とは、室町時代から伝わる近江国(現在の滋賀県)の優れた風景、8箇所のこと。成安造形大学の学生さんとの共同開発プロジェクトから誕生したとのことで、8箇所の風景を8つのお菓子で表現しています。これぞ滋賀!といった印象の、素晴らしいテーマの新しい滋賀土産が誕生しました。
「比良ゆずもち」は比良暮雪(ひらのぼせつ)をあらわしたもの。雪を連想させるものとして、滋賀県の「七本槍」という地酒の酒粕パウダーをかけていただくようになっています。比良山系の雪景色を白いお餅と酒粕で表現するなんて、なんとも“粋”ですよね。
パッケージにも雪の結晶のような模様が入っていて、以前ご紹介した「草もち」「さくら餅」と同じように、パッケージにもたねやさんのお菓子への情熱が込められていることがわかります。
そして肝心のお味なのですが、なんとも絶妙でうっとりしてしまいました。もちもちと弾力がありながらも歯切れのいいお餅に、ふわっと漂うゆずの香り。お餅にはつぶ感が残っているので、ぷちぷちとした食感を楽しむことができます。そしてなんといっても酒粕パウダーの効果がすごい!小さくてかわいらしい印象のお餅なのに、パンチが効いていて、他では味わうことのできない一品です。日本酒とゆずが合わさることで雪が降った冬景色のイメージが強まり、見た目だけでなくお味でも比良暮雪(ひらのぼせつ)を感じることができました。
【販売価格】
近江八景「比良ゆずもち」
1箱(4個入):648円(税込)
琵琶湖を身近に感じながらカフェでおいしい物を食べたり、お買い物を楽しめるのがLAGOの大きな魅力。滋賀に新たな一押しスポットができたことがとても嬉しいです。今後も発売される季節限定の商品を楽しみに、また訪れてみたいと思います!
【LAGO 大津】
住所:滋賀県大津市由美浜4番地
公式サイト:https://taneya.jp/lago/
※営業時間や混雑状況は公式サイトでご確認ください。