ハンドメイドでステンシルプリント!

ハンドメイドでステンシルプリント!

無地のトートバッグをカスタムする

無地のトートバッグをカスタムする

biwacommon編集部のジョーだ。
娘(3歳)が保育園の着替え入れに無地のトートバッグを使っているのだが、せっかくなのでオリジナルのステンシルをつくってカスタムしてやろうと思い立った。

というわけで、iPadで「ランタンを灯すクマ」をテーマにイラストを描いてみた。娘の好きなクマと、お気に入りのランタン(いつも寝る前に布団でキャンプごっこをする)がモチーフだ。ステンシルにするので、線の幅・面の広さ・抜き部分のつながりに注意して描くのがポイントだ。

イラストを切り抜く

イラストを切り抜く

イラストが完成したら、厚紙で出力しよう。画用紙に直接手書きでもつくれるぞ。次に、カッターで色を塗った部分を切り抜いていく。これがとんでもなく手間で、かなり時間がかかった(経過写真も撮り忘れた)。面倒すぎて、クマの“毛のタッチ”にまで手を出すのはやめようと思ったが、細部にまでこだわると仕上がりがグッと良くなることを私は知っている。

プリントの準備 1

プリントの準備 1

準備するものはこちら。インクはホームセンターで購入したが、それ以外は家にあるもので簡単に揃えることができるぞ。

・プリントしたいもの(今回は無地のトートバッグ)
・シルクスクリーン用インク
・スポンジ
・小さなスプーン
・紙皿
・マスキングテープ
・水(少々)
・ビニール手袋
・スプレー糊(あれば)
・気合い

プリントの準備 2

プリントの準備 2

ステンシル型をマスキングテープでトートバッグに固定する。この際、型の裏面に軽くスプレー糊をふっておくとしっかり固定できる。アイロンをかけてシワを伸ばしておくと、さらにしっかり固定できるぞ。(今回はアイロンまでやってない)

プリントの準備 3

プリントの準備 3

シルクスクリーン用インクを、使う分だけ紙皿にうつす。インクに粘度があるので、水をほんの少しだけ入れてのばそう。ただし、入れすぎるとにじみの原因になるので要注意だ。紙皿のミッフィーがかわいそうなことになってしまった。

ポンポンする

ポンポンする

スポンジにインクをつけ、ステンシル型の真上からポンポンと押し付けていく。一度にたくさん塗ろうとせず、上から薄く何層も重ねるイメージだ。簡単にインクが乗らないので意外と力がいる。今回のコットントートは生地が厚く、表面に凹凸もあるので余計にインクが乗りにくかったのかもしれない。

さらにポンポンする

さらにポンポンする

細かいところまでしっかり塗る。「面」が大きいと塗るのに時間がかかったり、ムラになりやすいので、イラストはやはり「線」を意識して描いた方がいい。また、抜き部分が適度に紙とつながっていないと、紙が浮き上がってインクがはみ出してしまうので、イラストを描く時点から塗りやすさを考慮しておこう。

ステンシル型をはがす

ステンシル型をはがす

30分くらい自然乾燥したら、ステンシル型をそっとはがす。ほとんどのインクは乾いていたが、厚く塗ってしまったところはまだ乾ききっていなかった。それでも45分みておけばOKだ。ドライヤーを使えばもっと時短できるぞ。

完成!

完成!

お、いいんじゃないか? 想定していたよりキレイにできている! インクがはみ出した部分も、にじみ具合もアナログならではの味わいだと思う。そう思いたい。

にじみについて

にじみについて

水を少なくすれば、ここまでにじまないと思う。かといって、インクだけだと塗りにくい。水とインクのブレンド具合が重要だ。

裏写りについて

裏写りについて

インクが厚かった部分は若干裏側に染み込んでいるが、紙やビニールなどを下敷きにして挟んでおけば問題ないレベルだ。

オリジナルトートバック、どや!

感想

おおむね満足の出来栄えだった。だいたい1時間〜1時間半あればオリジナルのステンシルプリントが楽しめるのでオススメだ(ステンシル型を作る時間は除く)。子どもと一緒にやるのも盛り上がるだろう。
シルクスクリーンと違って、はみ出しやにじみが起こるのもステンシルならではの魅力だ。ライブ感というか、一発本番というのも良い。次はもっと上手くできるはず、またやろう!



娘に見せたところ、「くまよりぶどうがいいかった」と言われてしまった。