biwacommon編集部のジョーだ。6月はスイレンの開花時期だ。植物好きの私としては、旬のスイレンはぜひ見ておきたい。そこで、草津市北部の烏丸半島にある「水生植物公園みずの森」へ行ってきたぞ。
※草津市民は無料で入園できる日があるので要チェックだ。
花と噴水がお出迎え。何度か来たことがあるが、ここは手入れの行き届いた素晴らしい植物園だ。園内には約150種類を超えるスイレンとハスが栽培されているため、いたる所で見られるぞ。
【メモ】スイレンとハスの違い
●スイレン
葉:切り込みがある。撥水性がなく光沢がある
花:水面に咲く。花托ができない
根:わさび型の塊根
●ハス
葉:切り込みがない。撥水性があり光沢がない
花:水面から高く突き出て咲く。花托ができる
根:地下茎が肥大し蓮根(レンコン)になる
似ているようだが相違点は多い。詳細は端折るため興味のある方は各々調べてみてほしい。
たくさんのスイレンが咲いている! 真上から見ると幾何学的なロゼット状になっていてとても美しい。素晴らしいデザインだ! 白、黄、赤、紫、淡い色から濃い色まで実に多彩だ。ちなみに色ごとに花言葉は異なる。
【メモ】色別のスイレンの花言葉
白:純粋・潔白
黄:やさしさ
赤・紫:信頼
なぜかスイレンには「滅亡」「冷淡」「終わった愛」などの花言葉もある。何でもありだ。
スイレンやハスは伝統工芸、芸術、仏画などにも多く登場する。ちなみに私は蓮上観音菩薩が好きだ。画像は生成AIでつくった適当なイメージなので深い意味はない。
【メモ】ハスと仏教
妙法蓮華経はこの世の真理をハスの花に例えて説いた経典だ。ハスの花は泥の中で育ち、やがて綺麗な花を咲かせる。清浄と不浄が混沌とするこの世から悟りを見出すことを教えとする仏教では、シンボルのような存在になっている。
また、ハスは表皮細胞に撥水作用を持った毛のような構造があり、泥の中でも汚れることがないため、清純で汚れのないものの代名詞ともされている。
スイレンは種類によって香りが異なり、トロピカル系や柑橘系などがある。実際に嗅いでみた。どことなく和を感じさせる、上品かつフルーティな香りだ。
【メモ】香りブランディング
記憶へとつながる嗅覚を刺激して、企業や商品のブランドイメージを顧客の感情に訴える手法に「香りブランディング」がある。リゾートホテル、ブランドショップ、医療施設などで主に採用されている。
スイレンの香りをしっかりと覚えておこう! 何かに繋がるかもしれない。
温室内にも大きな池があり、水生植物や熱帯植物がたくさん見られる。
直径2mのビカクシダ! 直径30cmから20年かけてモンスター級に育てられた。
小さいがドライガーデンもある。サボテンがグネグネしている。珍奇植物はやはりおもしろい! 珍奇植物については次回コラムで紹介させていただこう。
小さな遊具しかないが、子どもたちが楽しそうに走り回っていた。木陰でひと休みしているファミリーやシニアも多かった。
「たび丸くん」だ! 静かに近づいてくる。子どもたちが走って逃げていくぞ。
ご当地ゆるキャラのトレカがあるのか。上手く写っていないが、右下付近の光の反射を見てほしい。ホログラム加工だ。お金がかかっている!
トレカ裏面の「誕生日」を見てほしい。そう、訂正シールだ。何万枚刷ったか分からないが、とても小さな訂正シールが丁寧に貼ってある。校正は大事!
帰りに「水生植物公園みずの森」のすぐ近くにある直売所「グリーンプラザからすま」に立ち寄った。新鮮な野菜とお米、できたてのお惣菜を購入した。ビワイチ(びわ湖一周サイクリング)のコース上にあるため、バイカーやロードレーサーも多く、賑わっていたぞ!
「グリーンプラザからすま」では、期間中2,000円以上購入すると「地方創生ビックリマン」限定シールがもらえるキャンペーンをしていた。ビックリマンには詳しくないが、「始祖ジュラ」をもらった。背景に描かれているのは琵琶湖大橋か? 直売所の店員さんいわく、一時はフリマサイトで高値で売られていたらしい。
【メモ】始祖ジュラ
世界が天聖界と天魔界に分かれる前、シャーマンカーンと一緒に世界をおさめていた悪魔。天使・悪魔・お守りを自ら支配したい野望を抱き、世界を分裂させる大戦を引き起こした。
設定のクセが強い!
さらに直売所のすぐ隣には、おしゃれなアウトドショップ、フィッシングショップ、美味しそうなレストランやスイーツのお店、いちご農園まであった。
「水生植物公園みずの森」について書き出したが、最後は烏丸半島の紹介になってしまった。烏丸半島には「滋賀県立琵琶湖博物館」もある。秋に開催される「イナズマロック フェス」も烏丸半島だ。いろいろあるな、烏丸半島! ぜひ遊びに行ってほしい。
草津市立 水生植物公園みずの森
https://www.seibu-la.co.jp/mizunomori/