会社公式マフラータオルをつくった話。

会社公式マフラータオルをつくった話。

Weed公式グッズ第2弾を考える

biwacommon編集部のジョーだ。今回は最近つくったWeed公式グッズ第2弾「マフラータオル」について書こうと思う。
以前、biwacommonを運営する我が社「株式会社ウィードプランニング(通称:Weed)」で公式ジャージをつくった件をご紹介した。その後、ジャージは多くの社員に愛用され、仕掛け人である私たちブランディングチームは喜んでいた。
(詳細は→ https://biwacommon.com/cat010/tips_jersey/

しかし、やがて春になり、夏がくると、当然ジャージの出番はなくなっていった。そこで私は、暑い季節に、あるいは季節を問わず役に立つ新たなグッズをつくれないかと考えた。

アイデアを一つに絞る

たくさんアイデアを出し合った。つくるなら普段使いできる実用的なものがいい。Tシャツだと普段のコーディネートもあるだろうし、意外と出番は少なそうだ。お揃いのタンブラーだと、給湯室でややこしいことになりそうだ(Weedでは給湯室に各自のコップを置いている)。
私は複数案から多数決で選ぶより、1点突破のアイデアの方が発案者の熱意が伝わると思っている。これだという一つに絞りたい! そして、ひらめいた。「マフラータオルがいいのではないか?」

マフラータオルのいいところ

マフラータオルなら長さがある分、頭や首に巻くのにも使いやすそうだ。夏は自転車通勤や倉庫での業務、野外活動などで汗拭きや日除けとして役立つだろう。冬は首に巻いて防寒もできる。それにサポーターが持つ応援グッズ的な要素もあるので、自社ブランディングのツールとしてもピッタリだ。「チームWeed」だ。
おまけにジャージとも相性がいい。

とりあえず、予算感を知るために品質と数量と金額を鑑みながら私はいくつか業者を探して見積もりを取った。

組織改革チーム会議でプレゼンをする

予算感は掴めた。デザイン案もつくった。次は最大の難関「組織改革チーム会議」でのプレゼンだ。Weedではたいてい予算が必要な時や公式な取組みには「組織改革チーム会議」で承認をもらう。私はマフラータオルのPR用LPをつくり、プレゼンに挑んだ。画像はLPの一部だ。

会議では提案に対してひたすら突っ込みが入る。「なぜ必要か?」「使われなかったらどうするのか?」「費用対効果は得れるのか?」「他のもので代用できないのか?」「なぜ黒色なんだ?」「幅はもっと広くならないのか?」…私はにこやかに返答できていただろうか。(安心してほしい、極めて有意義な議論だ)

無事に承認される

当初の予定では社員分の30枚を小ロットでつくる予定をしていた。しかし「Weedのエンゲージメントツールとして、社員の家族や関係の深い得意先、取引先にも配布できるように200枚つくろう」という社長のツルの一言で、承認が下りた。太っ腹である!

その後、業者と何度かやり取りを交わして無事に出稿を済ませた。ちなみにタオル生地はしっかりと厚みのある今治製だ。製造現場が混んでいたため、納品が当初予定していたお盆休み前から8月末に延びてしまったのが残念だ。

ひと工夫をする

マフラータオルはあくまで社員の役に立つもの、会社に愛着を持ってもらうものとしてつくるが、ブランディングチームとしてはこのタイミングで改めて、昨年策定したパーパスの浸透を図りたい。
そこで「パーパスステッカー」をつくってマフラータオルと一緒に配布することにした。タオルは衛生用品なので、ステッカーは1枚ずつ透明のOPP袋に入れて同梱した。

マフラータオルを配布

ステッカーを同梱したことで、ぐっと公式グッズらしくなった。前回ジャージを配布した時は大掃除当日だったが、今回は特にイベントがあるわけではない。9月初めの定例会議で完成を伝え、会議後に制作室の大きなテーブルの上に並べたマフラータオルを各自取りに来てもらった。
「いいやん!」「ありがとう!」「使わせてもらいます!」「クライアントにも提案してみるわ!」と多くの社員に喜んでもらえて嬉しかった!

まとめ

ジャージに引き続き、公式グッズ第2弾のマフラータオルも大成功だ! 当面の残暑にも、これから肌寒くなる季節にもきっと活躍してくれるだろう。マフラータオルが皆の役に立ち、Weedへの愛着が深まれば嬉しい限りだ。
課題を解決し、価値を創造するマフラータオル・ソリューション。これもまさにクリエイティブの秘訣そのものではないか。