初心者・子ども向け【ゆるビワイチ】体験!約10kmで楽しむ琵琶湖畔サイクリングコース(大津・瀬田)

初心者・子ども向け【ゆるビワイチ】体験!約10kmで楽しむ琵琶湖畔サイクリングコース(大津・瀬田)

2026.3.9大津・草津

“がんばらない”ゆるビワイチという選択肢

biwacommon編集部のジョーだ。今回は、小学生と幼稚園児(後ろに乗せて)と一緒に走った、約10kmのゆるビワイチコース(大津・瀬田エリア)をご紹介しよう。

「ビワイチ」とは、日本最大の湖・琵琶湖を1周する約190kmのサイクリングコース。基本は反時計回りで、絶景スポットやご当地グルメを楽しみながら、1泊2日〜2泊3日で走るのが一般的だ。中には、ストイックに1日で走破する人もいる。

しかし、正直に言おう。約190kmはハードルが高すぎる!

北湖エリアだけ(約150km)、南湖エリアだけ(約40km)、あるいは船でショートカットする方法もある。とはいえ、初心者や子ども連れにとっては、ハードな距離だ。

そこで、南湖エリアをできるだけ短縮し、初心者や子ども連れでも無理なく楽しめる“がんばらない”ゆるビワイチを考えてみた。“完走”より“楽しむ”を優先する。それが今回提案する「ゆるビワイチ」だ。

体力に自信がない人も、自転車に乗り慣れていない人も大丈夫。無理なく走れる約10kmのコースで、琵琶湖畔サイクリングの魅力をゆる〜く体験してみよう!

初心者・子ども連れにおすすめの「ゆるビワイチ」モデルコース

今回の条件はシンプル。
・無理のない距離
・途中で公園など気になったところに立ち寄り、遊ぶ&お菓子休憩OK
・滋賀の歴史や文化、琵琶湖の景色を満喫できる!

距離:約10km(南湖エリア)
所要時間:約2時間(公園・休憩込み)
スタート&ゴール:瀬田の唐橋(滋賀県大津市)

分かりやすいように地図を描いてみた。瀬田の唐橋を起点に、近江大橋を渡り、再び瀬田の唐橋へと戻るコースだ。約190kmの完全1周ではない。それでも、ぐるっと回って帰ってくる。それは立派な“ビワイチ”だろう!

なお、上部の地図には、子どもの“いざ”というときに備えて、湖岸沿いの公衆トイレやコンビニ、フードチェーン店の場所も記しておく。安心材料があるだけで、ゆるビワイチはぐっと気楽になる。

コース① 出発は瀬田の唐橋からスタート

スタートは歴史ある名所、瀬田の唐橋。ビワイチ出発の地であり、「急がば回れ」の語源としても知られるこの橋は、旅の始まりにぴったりのスポット!

唐橋周辺は散策路としても整備されているため、ビワイチの前後に自転車を降りて散策するのもおすすめだ。

コース② 湖岸緑地・唐橋公園でさっそく寄り道

瀬田の唐橋から約5分もかからず、早くも公園へ。湖岸緑地・唐橋公園に着くと、子どもたちは迷わず遊具へ直行。岩場を見つけては“修行”が始まる。さっそくお菓子休憩だ。これでいい、今日の目的は「楽しむ」なのだから!

園内にはスケボー広場、プールやテニスコート、グラウンドなども整備され、市民のさまざまなアクティビティに応える充実の設備がそろう。さらに、夏には瀬田の花火大会の花火がよく見えるスポットとしても知られている。

コース③ 湖岸沿いを走って近江大橋へ

湖岸沿いは爽快な直線ルート。平坦な道が続くため、初心者でも安心して走れる!

今回はあいにくの曇り空だが、晴れていれば太陽の光に照らされた湖面がきらめいている。琵琶湖ではローイングの学生たちがオールを漕ぐ姿も見られる。

このあたりから瀬田川は琵琶湖へと変わる。多少風はあったが、湖岸のベンチでは家族連れやカップルが思い思いにくつろぎ、穏やかな時間を過ごしていた。

コース④ 近江大橋を渡る(約1.3km)

近江大橋が見えてきた。湖岸沿いから近江大橋の下をくぐると、橋へとつながる道がある。

近江大橋は全長約1,290m。歩道と自転車道がゆったり整備されており、安心して渡れる。ゆるビワイチの中でも、橋の中腹から眺める琵琶湖の雄大な景色は格別だ!

なお、琵琶湖に架かる主幹道路の橋は、この近江大橋と、大津市と守山市を結ぶ琵琶湖大橋の2本のみ。10分もかからず渡り切れるが、不思議と達成感がある。まだ半分も走っていないのに。

風が強く、ランナーや歩行者も多いので、子どもの自転車は見守りながらゆっくり進もう!

コース⑤ 膳所城跡公園でのんびり休憩

近江大橋を渡り、橋の下をくぐって道なりに進むと、到着するのは膳所城跡公園。関ヶ原の戦い直後、徳川家康の命により築かれた膳所城の本丸跡に整備された公園だ。石垣や復元城門が歴史の面影を残す。

現在は桜の名所として知られ、大津市の桜開花標本木もある。まさに大津市の桜の中心地だ。

広場と遊具があり、子どもも大人ものびのび。琵琶湖の浜辺に出られるのも魅力だ。ここからは先ほど渡った近江大橋がよく見える。ここで再びお菓子タイム。補給も、立派なサイクリング戦略である!

コース⑥ 湖岸なぎさ公園をのんびり進む

整備された湖岸沿いのなぎさ公園を進む。水鳥がとても多い。

膳所城跡公園から、近江八景で知られる「粟津の晴嵐」周辺へと続く湖岸遊歩道は「晴嵐の道」と呼ばれている。美しく松の木が植えられ、松ぼっくりも大量に落ちている。もちろん、子どもと拾って集めて遊ぶ!

琵琶湖の景色を楽しみながら散歩する人や、釣り糸を垂らす人の姿も多い。湖畔には穏やかな時間が流れている。

「今度はここで釣りもいいな」

そんな会話も、このコースならではの楽しみ方だ!

コース⑦ 瀬田川橋梁で電車を見る

瀬田川橋梁は、知る人ぞ知る撮り鉄スポット。琵琶湖の上を走る電車を撮影できるスポットとして知られている。天気が良ければ、比叡・比良の山並みと合わせて撮影できそうだ!

私は鉄道には詳しくないが、多くの人がシャッターを構えていたので、せっかくなので子どもと湖上を走る電車を見ることにした。岸には桜の木が植えられているため、春にはフレーム越しに桜を入れることもできるだろう。

コース⑧ 再び瀬田の唐橋へゴール

瀬田の唐橋の橋と橋をつなぐ中之島(中洲)には、ビワイチの終点看板が建てられている。約10kmしか走っていないが、終点看板を見ると感極まるものがある!中之島にはカフェもあり、ランチやスイーツで締めくくるのも楽しいだろう。

そして、無事スタート地点へ帰還!

ゆるビワイチ完走!

ゆるビワイチコースであれば、普段あまり自転車に乗らない人でも無理なく楽しめる。ほどよい疲労感と、湖風の心地よさが残るはずだ。短い距離ながら、滋賀の歴史や文化、さらには琵琶湖とともにある日常の暮らしにも触れられるコースになっている。

しかも、信号を一度も通過しない“ノンストップ”のビワイチ。走りやすさも大きな魅力だ!湖岸には複数の駐車場や大型施設もあるので、そこを拠点にスタートするのもいいだろう。

ビワイチは“自分サイズ”でもいい。約190kmの完全走破だけが正解ではない。まずは約10km。次は琵琶湖大橋まで。そして、いつか本当の1周へ!

体力に自信がない人も、子ども連れも大丈夫。“がんばらない”ゆるビワイチで、琵琶湖畔サイクリングを楽しんでみてはいかがだろうか?