
はじめまして!3歳の娘を溺愛しすぎている、ひよパパです。
今回は家族で高島市マキノ町にある【高島ブルーベリーファーム】に、ブルーベリー狩り&食べ放題に行ってきました。高島市といえばアドベリーが有名ですが、このブルーベリーファームも根強いファンが多く、私のイチ押しスポットになりました。
この体験がきっかけでブルーベリーに対する印象が180度変わったので、ぜひ皆さんにご紹介したいと思います!

ファームに到着すると、まずログハウス風の味わいのある小屋で受付を済ませます。そこでお出迎えしてくれるのは、看板犬のトトくん。優しく来園者を見守っている12歳のおじいちゃん犬です。普段、犬が近づくと怖がる3歳の娘も、柔和な印象のトトくんにはメロメロになって仲良く触れ合っていました。
小屋内では、麦わら帽子の無料貸し出しやルイボスティーのサービスなども。細やかな配慮が随所に感じられて、出だしから気持ちが和みました。

少しお話できる時間があったので、オーナーの渡邉さんにファームの成り立ちについて伺いました。
長年公務員として勤められた渡邉さんの奥様は、定年を機に新たな挑戦を模索されていました。そんな折、ブルーベリー農園の前オーナーと出会い、後継者を探しているという話や、ブルーベリー栽培の魅力について聞くうちに、夫婦でブルーベリー栽培に挑戦したいという強い決意をされたそうです。
そこから1年かけてブルーベリーや経営のことについて学びを深め、2019年に念願のリニューアルオープンをされました。渡邉さんご夫妻のセカンドライフの新たな挑戦が実を結んだ、魅力溢れる農園なのです。

ファームの歴史も知れたところで、いよいよ園内に移動すると、右も左もブルーベリーの木がずらっと並んでいます。
ファーム内では、現在20品種、約700本の木が栽培され、時期によって様々な種類を楽しめます。また無農薬で栽培されているため、子どもも安心して食べられるのが親としても嬉しい限りです。
早速、渡邉さんに簡単に狩りの説明を聞きます。一番は「ブルーの色味で、とにかく大きい実が美味しい」ここを抑えておけば間違いないらしい。また、同じ木になる実でも味が全然違うところも楽しめるポイントということで、期待感がさらに高まります。

ファーム内の実は、スーパーで見るブルーベリーに比べ、白っぽい粉がついているのが特徴です。これは「ブルーム(果粉)」というもので、水をはじいたり、病気などから果実を護る働きをしているそうです。これも摘みたてで食べられるからこそ見られる姿ですね。
(※表面を擦ると、見慣れたブルーベリーが姿をみせてくれます)

手渡されたお土産用のプラスチックパックを器代わりにして、いざブルーベリー狩り開始!
まずは手前にあった「マグノリア」という種類を摘んでみます。指で持ち、軽く引っ張るとプチっと簡単に取れます。これなら娘にも簡単そうで一安心。
そして最初の一口。「みずみずしくて美味しい!」ブルーベリーの深い芳醇な味わいと程よい酸味が絶妙なバランスです。
試しに少し下についていた同サイズの実を食べると、先ほどより甘味がかなり強い!また別の実は少しさっぱりとした後味。まさに、一つの木でも全て違う味が楽しめて、まるで宝探しのようなワクワク感があります。
次は別の列にある「ミスティー」という種類の実。見た目は、他の種類より花冠が大きな印象があります。
では、実食…。優しい甘味とブルーベリーの濃厚な旨味がしっかりあって、甘さの余韻が口いっぱいに広がります!私好みな推し候補の一つに認定!
そして驚いたのは、今回私が”推し認定”した「ヌイ」という品種。サイズは他の実とそこまで変わらないものの、まるでブドウのような果肉と食感、後からくるみずみずしい風味。もはや、私が知っているブルーベリーはそこになく、ブルーベリーの奥深さを感じた瞬間でした。
画像ではすべて同じ品種のように見えますが(笑)それぞれに異なる味わいで、ほかの品種も含めて食べ比べるのに夢中になりました!
※味わった全品種を食レポしようと思っていたのですが、私の語彙力では限界を感じたので、今回は特に印象的なものをご紹介しました(笑)

我に返り、ふと娘に目をやると、すでにパックには山盛りのブルーベリー!
3歳の娘でも摘みやすい高さの木なので、好みの実を摘んでは、また一口と一人前に食べ放題の醍醐味を満喫したようです。大人より視点が低いので、穴場の大きな実を見つけては食べている様子を見るにつけ…これは将来有望だ。(笑)

要所要所に簡易テントや椅子、カウンター席があるので、思い思いに休憩しながら、ゆっくりブルーベリーを堪能できるのも嬉しいポイント。自然の美味しい景色と心地よいそよ風を感じつつ、家族でワイワイ食べ比べして味の違いを楽しみました。
気づけば、朝9:30からもう約2時間ほど滞在している!間違いなく1年分食べる量を一日で食べつくしました(笑)。
最後に、パックいっぱいにお持ち帰り用のブルーベリーを再補充してお土産も確保。受付小屋で自家製ブルーベリージャムとブルーベリーソフトクリームを満喫して、大満足の時間を過ごすことができました。(美味しすぎて、ソフトクリーム写真撮るの忘れた・・・)

このファームの驚くべき点は、食べ放題にも関わらず混雑時でない場合は時間無制限で朝9:00の開園から閉園まで滞在してもいいこと(体力が持つのであれば…)。一般的には時間制限ありの施設がほとんどのため、驚きのサービスに目が飛び出ます。
これは「できるだけお客さんに非日常を味わい、ゆっくり過ごしてもらえるように」というファームのコンセプトによるもの。
多い時で1日100人が来園し、リピーター率が6割を超えるそうですが、このサービス精神を体験すればそれも納得です。
自然豊かな中でのブルーベリー摘みだけでなく、人情味あふれる渡邉さんや優しいスタッフの方々、看板犬トトからもたくさんの癒しをいただきました。

今回わかったことは、同じ種類や同じ木になるブルーベリーでも、一つひとつ違った個性的な味わいや魅力を持っていること。それは、まるで私たち人間と同じ。みんな違うからこそ、それぞれの個性が引き立ち、人間味が生まれ、魅力的に感じるのだなと。(義母さんの名言を拝借しました(笑))
ブルーベリーの奥深い世界の虜になると同時に、娘にも思いきり個性的に育ってほしいと感じた瞬間でした。
これまで注目していなかった人も、この機会にぜひ「推しブルーベリー」を探しに行ってみてはいかがでしょうか?
きっと、あなたの心に響くブルーベリーとの出会いが待っているはずです。
【高島ブルーベリーファーム】
所在地 滋賀県高島市マキノ町大沼杉木693-3
開園期間 6月下旬〜9月上旬
営業時間 9:00〜16:00
定休日 不定休
料金 大人2,500円、小人1,200円、3歳以下無料
(時間無制限食べ放題、パック一杯150gのお土産付き)
予約 完全予約制
公式サイト https://www.takashima-blueberry.com