
biwacommon編集部のジョーだ。
今回は、草津イオンから矢橋運動公園へ向かう道沿いにある本格スパイスカレー専門店「spicecurry&shisha カブルチャー」をご紹介しよう。滋賀県草津市に2023年1月にオープンしたこのお店は、京都の有名店で修行を積んだ店主が営む、本格スパイスカレーの専門店だ。カウンター6席、テーブル2卓、テラス席も2席あり、手作り感と温もりのある空間が魅力だ。お店に一歩足を踏み入れると、スパイスの豊かな香りが広がり、自然と食欲が刺激される。すぐにでも食べたい!
スパイスカレーとは、一般的なカレールーを使わず、複数のスパイスを組み合わせて作るカレーのことだ。インド料理をルーツに持ちつつ、日本独自のアイデアやアレンジが加えられた、まさに“日本で進化したカレー”と言えるだろう。
カブルチャーのメニューは、定番の「カブルチャーキーマ」に加えて、月ごとに内容が変わる2種類のカレーがラインナップ。私が訪れた5月は、「里芋チキンカレー」と「鮭キーマカレー」だ。ごはん大盛無料なのも男性的には嬉しいポイントだ!
初訪問の今回は、すべてを一皿で楽しめる「3種類あいがけプレート」を注文。彩りは美しく、盛り付けは見た目にも楽しい。粘り気のないさらりとした仕上がりがスパイスカレーらしさを引き立てる。混ぜて食べても、ひと口ずつじっくり味わっても、それぞれの風味がしっかりと際立ち、どこを食べても大満足の一皿だ。
それでは3種類のスパイスカレーを紹介しよう。
店の看板メニュー。ハーブが香る風味豊かなスパイスカレーで、ジューシーなひき肉の旨味が口いっぱいに広がる。辛さは控えめで、スパイスの奥深い香りと味わいが引き立ち、シグネチャーメニューにふさわしい安定の美味しさだ。辛いものが苦手な方でも安心して楽しめる一品。
ほっくり柔らかな里芋が印象的な一皿。豆乳ベースのため白っぽく、まろやかでミルキーな口当たりが特徴だ。里芋は1つなので、どのタイミングで食べようか迷う!こちらも辛さは控えめで、優しい味わいの中にスパイスの複雑なハーモニーが光る。
※しまった、画像は里芋ではなくチキンだ!
フレーク状の鮭を使った変わり種。ココナッツのまろやかさとトマトの酸味に、ピリッと効いたマスタードが絶妙にマッチ!中でもマスタードの風味が際立っており、個人的には今回食べた中で一番お気に入りだ。
ライスはほんのりバター風味で、これだけでも食が進む。添えられたピクルスはサイコロ状で、酸味がしっかり感じられ、シャキシャキとした歯ごたえが心地いいアクセントになる。ごぼうのピクルスも一緒に食べることで、さらに多彩な食感が楽しめ、味変にもなる。テーブルに置かれた自家製ごま油をかければ、止まらない美味しさだ!食べ終わりたくない。
「スパイスカレー=スパイスがガリッとする」というイメージがあったが、カブルチャーのカレーは非常に滑らかで、味の重なりも繊細だ。辛さよりも風味と旨味が際立っていて、とても食べやすく美味しい。店内には家族、友人同士で楽しく食べる人もいれば、ひとりでゆったりと楽しむ方もいた。本格的なスパイスカレーを滋賀県草津市で味わえる、おすすめのお店だ!
店主は気さくな方で、帰り際には笑顔で見送ってくれた。ちなみに、店名「カブルチャー」は、店主がオーストラリア滞在時に住んでいた街の名前に由来しているとのこと。夜はシーシャも楽しめるぞ。
スパイスの配合によって味の幅が無限に広がるスパイスカレー。お店ごとに個性があり、それぞれまったく違う味が楽しめるのも魅力だ。香辛料が得意ではない私でも、カブルチャーのスパイスカレーは丁寧で奥深く、最後まで美味しくいただけた。
Instagramを覗くと、月ごとに異なるカレーが紹介されており、来月の訪問がすでに楽しみだ。次は「スパイス玉子」をトッピングしてみよう。私はすでにスパイスカレーにハマってしまった。
【spicecurry&shisha カブルチャー】
営業時間:火〜土 11:00〜19:00(LO)/日曜 11:00〜15:00(LO) ※売り切れ次第終了
定休日:月曜日、第3火曜日
住所:滋賀県草津市矢橋町598
駐車場・駐輪場:あり
Instagram
@caboolture_shiga