「びわ湖バレイ」新エリア びわ湖テラス【Sky Bridge(スカイブリッジ)】!歩いて分かった魅力と誕生の裏側

「びわ湖バレイ」新エリア びわ湖テラス【Sky Bridge(スカイブリッジ)】!歩いて分かった魅力と誕生の裏側

2026.10.2湖西

びわ湖バレイ新エリアへ!

biwacommon編集部のモリモトです!
標高1,100mの山頂エリアから琵琶湖を見下ろす山岳リゾート「びわ湖バレイ」。そんなびわ湖バレイに、新たな絶景スポットが誕生したということで、早速取材してきました!

その名も、びわ湖テラス 【Sky Bridge(スカイブリッジ)】。びわ湖バレイ内の打見山(うちみやま)から蓬莱山(ほうらいさん)方向に架けられた全長220mの吊り橋です。途中に橋脚や塔を設けず、両端だけで支える歩行者専用吊り橋としては、なんと日本最長!

取材当日はあいにくの天候で濃い霧に包まれていましたが、雨の日だからこそ見られた幻想的な山の表情や、取材で伺ったスカイブリッジの裏側についてもたっぷりとお届けします!

ロープウェイで5分間の空中散歩

ロープウェイ山麓駅で落ち合い、広報担当の新實(にいみ)さんに施設内を案内していただきます。
びわ湖バレイといえば、まずは山麓と山頂を結ぶ「ロープウェイ」。さっそく乗り込むと、想像以上に広々とした空間でした。

ーーゴンドラが大きくて、中もすごく広いですね!最大何人くらい乗ることができるんですか?

新實さん:最大約120人乗ることができます。最近は定員までお客さんが乗ることはほとんどありませんが(笑)

ーー120人も!山頂まではどのくらいの標高差があるんでしょうか?

新實さん:標高差は約800mです。その高低差を、おおよそ5分で駆け上がっていきます。

360度ガラス張りのゴンドラからは、琵琶湖の雄大な景色を一望にできます。夏は新緑、冬は雪景色。そしてこれからの紅葉シーズンには、色づく山肌を見下ろしながら空中散歩が楽しめるそうです。

標高1,108メートルの世界をリフトで移動

ロープウェイ山頂駅に到着。扉が開くと、地上の暑さを忘れさせてくれるひんやりとした空気です。

ーーこれだけ上がってくると結構気温が変わったように感じますね。

新實さん:地上と山頂では、気温差はだいたい7〜10℃ほどあると言われています。なので、夏場でも山頂に来ると「思ったより涼しい!」という感想の方が多いですね。

お目当てのスカイブリッジへ向かうため、さらに山頂駅から打見リフトに乗って移動。中間駅でスタッフの方から「スカイブリッジに行かれますか?」と声をかけられるので、「行きます!」と答え下車します。

いざ、新エリア【Sky Bridge(スカイブリッジ)】!

少し山を下るように歩みを進めると、霧の向こうに大きな影が……!
これが、新エリアの「Sky Bridge(スカイブリッジ)」です!

恐る恐る足をかけてみると、ほとんど揺れない安定感!下を覗くと、メッシュ状の足元から景色が見え、自然と足がすくんでしまいますが、個人的にはちょうど良いくらいのスリル感。

霧の中にまっすぐ伸びる吊り橋を歩いていると、まるで雲の上のような浮遊感。異世界に迷い込んだかのような神秘的な雰囲気がありました。

さまざまな表情が味わえるスカイブリッジ

その後、少し霧が晴れたタイミングで改めて橋を渡ってみると、景色が一変。先ほどまで真っ白だった視界が開け、空と湖がどこまでも広がる、吸い込まれそうな絶景を見渡すことができました。

山の天気は変わりやすいもの。最初の眺望がイマイチでも時間を空けてもう一度訪れてみると、違った表情の景色に出会えるかもしれません。

※スマートフォンやカメラなどを吊り橋から落としてしまうと回収ができません。写真撮影の際は十分に注意しましょう。

スタッフの柿本さんに直撃!スカイブリッジ誕生の裏側

今回の取材では、営業部の柿本さんにもお話をうかがいました。
ーー今回、新たにスカイブリッジを作ることになったきっかけは何だったんでしょうか?

柿本さん:お客様にとって、一度だけでなく、二度、三度と訪れたくなるような、楽しいスポットを増やしていきたいと考えています。その数ある案の中から、実現したのが今回のスカイブリッジです。

ーー設置場所はどのような基準で選定されたんでしょうか?

柿本さん:まずは、琵琶湖や周囲の景色を楽しんでいただける場所ということですね。それに、ロープウェイの山頂駅からもアクセスしやすい。そういったことを考えて、今の場所が最適だと判断しました。

ーー全長220mという長さについてですが、設計当初から「国内最長」を意識されていましたか?

柿本さん:設計の段階で、結果的に「国内最長」になることはわかっていました。ただ、主役はあくまでも景観なので、長さを目的に数字を決めたわけではないんです。打見山と蓬莱山の地形をつなぎ、周囲の景観とのバランスを考えながら計画を進めた結果、全長220mという規模になりました。

デザインと構造へのこだわり

ーー柱がないことや、金属の無骨さを残した質感に『スタイリッシュ!』と感じました。建築や構造物としての注目ポイントはありますか?

柿本さん:一番のポイントは、景色をできるだけ遮らないよう、橋脚や塔、コンクリートを使わずに構造を成立させているところです。シンプルながら力強い構造体と森の緑、その対照的な美しさも含めて、この場所ならではの景観を楽しんでもらえたらと思います。

ーー橋の中央部が緩やかに低くなる、逆アーチの形状も特徴的ですね。こうした形状にもこだわりがあるんでしょうか?

柿本さん:橋の途中に橋脚や塔を設けない構造にしたことで、今の形状が生まれました。緩やかな勾配があることで、開放感だけでなく、渡るときの非日常感も楽しんでいただけると思います。逆アーチの形や傾斜のバランスについても、設計者と何度も検討を重ねながら決めていきました。

ーー実際に歩いてみて、「案外揺れないな」という印象を受けたんですが、何か狙いはあったんでしょうか?

柿本さん:あまり揺らしすぎると、ただただ怖いだけの場所になってしまいます。風の強い山頂エリアなので、あえて揺れすぎないように設計しています。笑顔で景色を楽しんでいただければ嬉しいです!

ーー見た目にはシンプルな吊り橋ですが、高度な技術が詰まっているんですね!

柿本さん:そうですね。企業秘密もあるので、詳しいことをお伝えできないのが残念ですが……。塔や橋脚を設けずに220mをワンスパンで渡すというのは、決して簡単なことではありません。日本のメーカーが世界に誇る技術が、随所に詰まっています。景色はもちろんですが、橋そのものにも注目して見てみてください!

山の上だからこその設置の苦労

ーー山の上という特殊な環境での施工ですが、吊り橋に使うような巨大な資材や重機は、どのように運んできたのでしょうか?

柿本さん:実は、先ほど乗っていただいた「ロープウェイ」を使って運んでいます。ロープウェイのゴンドラの中に資材を載せることもありますし、ゴンドラの下に荷物を吊るして運ぶこともあります。

ーーえっ!あのロープウェイで吊り下げて運んでいるんですね!?営業中にはできない作業ですよね……?

柿本さん:営業中はお客様を乗せているので、搬入作業ができるのは“夜”です。一晩に何十回。年間で言えば何千回と往復し様々なものを輸送しました。夜通しの作業になるので、人員の確保やスケジュールの管理は本当に大変でした。

ーー他にも大変なことはありましたか?

柿本さん:運搬も大変でしたが、それ以上に苦労させられたのは「山の天候」ですね。雨が降ったり強い風が吹き荒れたりすると、危険を伴うので作業は一切ストップしてしまいます。思い通りに作業が進まないのが、山頂での工事の宿命ですね。

この地形だからこそ味わえる絶景。

ーーお客様のリアクションはどうでしたか?

柿本さん:プレオープン以降、なかなか天候に恵まれず濃霧の日が続いているんですが、それはそれで「神秘的だね」という感想をいただいています。

ーーこの霧も、この標高だからこそ見られるものですよね。

柿本さん:そうですね。この辺りは、京都方面から進んでくると、一度ぐっと標高が1,000mほど下がる、ダイナミックな地形なんです。そこに琵琶湖からの湿度も加わって、霧が出ることが多いんですよ。運がいい時は、雲海を見ることもできます。

ーー雲海…!ちなみに、地上の天気と山頂の天気は異なることも多いと思うんですが、地上の天気予報って見るんですか?

柿本さん:見るには見ますよ!(笑)ただ実際とは天候が異なることも多いので、独自に頂上での天候を予想しています。雲の高さや湿度から、もうすぐ霧が出そうだな、とか雲海が出るかもな……とある程度予想もできるんです。

ーー「雲の高さ」なんて地上にいる時は全く気にしたこともありませんでした……(笑)

柿本さんに聞いた、お気に入りの絶景スポット

ーーびわ湖バレイを熟知している柿本さんだからこそ知る、おすすめの場所はどこですか?

柿本さん:定番ではあるんですが……個人的に「Café 360」からの景色が一番好きですね。

ーーどんなところがお気に入りポイントですか?

柿本さん:びわ湖バレイ内で標高が最も高い場所(標高1,174m)にあるので、他のテラスとは一味違った、広大な琵琶湖の景色を眺められます。

ーー最も高い場所からの景色は、やはり格別なんですね!

柿本さん:趣味で山登りをするのですが、Café 360は、登山で山頂に立ったときのような特別な感覚がありますね。高台から見下ろす景色とは違って、自然の壮大さや開放感を感じられるのが、この場所の魅力ですね。

これからのびわ湖バレイは?

ーーびわ湖テラスが生まれて10年ですが、これからのびわ湖バレイは、どんな展開を考えていますか?

柿本さん:これからも、決して流行は追わず、普遍的な中にも、常に新しい楽しみを作り続けていきたいです。

ーースカイブリッジについても、今後いろいろな楽しみ方ができそうですね。イベントなどの予定はあるのでしょうか?

柿本さん:スカイブリッジは積雪・凍結の関係で、基本的には冬期閉鎖の予定です。ただ、安全面が確保できるのであれば、雪景色の中で歩いてもらえるイベントなどがあっても、楽しいかもしれないなと考えています。

ーー雪景色の中のスカイブリッジも、また違った景色が楽しめそうですね。今後の展開も楽しみです!

新たな楽しみを求めて、びわ湖バレイへ!

スカイブリッジをはじめ、これからも新たな挑戦を続けていくびわ湖バレイ。訪れるたびに新しい発見に出会える、その変化にもぜひ注目してみてください。

今回はご紹介しきれませんでしたが、スカイウォーカーやジップラインなどのアクティビティ、ワンちゃんと楽しめるドッグランなど、まだまだ楽しめるスポットが盛りだくさん!

その日、その瞬間にしか出会えない景色や、新たな楽しみを求めて、ぜひ足を運んでみてください。

びわ湖バレイ
〒520-0514 滋賀県大津市木戸1547-1
営業時間:9:00~17:00 (上り最終16:00/下り最終17:00)
※11月 9:00~16:30(上り最終16:00)
ロープウェイ運行:毎時00・15・30・45(当日の状況により変更あり)
※ウィンターシーズンは時間が異なります
※アクティビティーによって時間が異なります
公式サイト:https://www.biwako-valley.com
Instagram:@biwakovalley_biwakoterrace