
biwacommon編集部のジョーだ。今回は、滋賀で最も有名な大社のひとつ【白鬚神社】を訪れてきた。
白鬚神社は“延命長寿の神様”として古くから信仰され、ご利益は延命長寿・縁結び・子授け・開運招福・交通安全・航海安全など多岐にわたる。
白鬚神社と聞いて、多くの人がまず思い浮かべるのは、琵琶湖に浮かぶあの湖中大鳥居だ。「近江の厳島」とも呼ばれる象徴的な景観で、滋賀を代表する名所のひとつでもある。今回は、この湖中大鳥居を中心に紹介しよう!

白鬚神社は、2,000年以上前に創建されたと伝わる近江最古の大社。御祭神は道開きの神・猿田彦命(さるたひこのみこと)。白髪に白いひげをたくわえた姿から「白鬚の神」と呼ばれるようになり、そのまま社名の由来となった。
「本殿(写真:中)」は慶長8年(1603年)に建立された桃山建築様式で重要文化財。さらに昭和8年(1933年)建造の「社務所(写真:下)」も登録有形文化財に指定されている。
また、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財にも認定。歴史・文化・風景が一体となった、とても価値ある大社だ!

白鬚神社前の湖中には、昔から鳥居があったと伝えられている。室町時代の屏風絵「近江名所図」や、江戸時代の縁起絵巻にも湖中の鳥居が描かれていた。
湖中に建つ理由には諸説あるが、実際の証拠は残っていない。「古来波打ち際に鳥居が見え隠れしていた」という説や、「天下異変の前兆として突然姿を現した」という伝承も残る神秘的な鳥居だ。なお、現在の鳥居は昭和12年(1937年)に建てられ、昭和56年(1981年)に建て替えられている。
写真は拝殿前の鳥居越しから見る湖中大鳥居だ。

白鬚神社の前を通る国道161号は横断禁止。湖中大鳥居を撮影したい場合は、社務所前に設置されたフォトスポット「藍湖白鬚台(おうみしらひげだい)」を利用しよう。
このステージは2021年に完成したもので、それ以前は道路横断による事故やトラブルが問題となっていた。真正面ではなく少し左側からのアングルになるが、安心して撮影できる!

私が訪れたのは秋の夕暮れ。雲に太陽が隠れ、夕日の角度が影になったため、観光サイトのようなキラキラした鮮やかな写真は撮れなかったものの、目の前に広がる景色を直接見られたことに大いに満足している!
湖中大鳥居は朱がわずかに色褪せ、静かな湖面と夕暮れの影が重なって、時の流れを感じさせる荘厳な佇まいを放っていた。決してフォトジェニックな写真ではないが、これが私が訪れた日の“リアルな撮れ高”。ありのままの姿でも趣があって美しい。
天候や時間帯によって空と琵琶湖の色が変わるため、写真愛好家の間では「何度でも通いたくなる場所」として知られている。晴天時には爽やかな青い湖面に大鳥居が映り込み、朝焼けの頃にはオレンジ色に染まった湖面に湖中大鳥居と日の出が重なり、息をのむ絶景が広がる。
湖中大鳥居データ
●湖岸から沖合…58m
●高さ(湖面から)…約10m
●柱間…約8m
下の写真は「外宮」から撮ったものだ。自分だけのフォトスポットを探すのも楽しい!

太く短く勢いのある筆致は、「現在を精一杯生きる」という力強さを感じさせる。延命長寿の神社というと穏やかなイメージがあるが、この御朱印からは前向きな気迫が伝わる。
日日是好日(にちにちこれこうにち)の精神を体現したような御朱印だ。日々の生活を精一杯大切に生きることが、延命長寿の秘訣なのかもしれない。

白鬚神社は、紫式部や松尾芭蕉、与謝野鉄幹・晶子など、多くの文化人にも愛されてきた。長寿祈願として訪れるもよし、歴史ある大社を巡るもよし、絶景写真を狙うもよし。
琵琶湖西岸を走る国道161号(琵琶湖西縦貫道路)沿いに位置しているため、ビワイチやドライブ中に立ち寄るのもおすすめだ!
【白鬚神社】
〒520-1122 滋賀県高島市鵜川215
公式サイト:http://shirahigejinja.com/