滋賀・国スポ【滋賀県立琵琶湖漕艇場】ローイング初観戦レポ!初心者でも楽しめる水上競技

滋賀・国スポ【滋賀県立琵琶湖漕艇場】ローイング初観戦レポ!初心者でも楽しめる水上競技

2025.10.6大津・草津

国スポでローイングを初観戦!舞台は【滋賀県立琵琶湖漕艇場】

biwacommon編集部のジョーだ。私は最近すっかり運動から遠ざかっていたが、今回ちょっと心を動かされる出来事があった。その理由は44年ぶりに滋賀県で開催されている「国スポ」!国内最大級のスポーツの祭典で、2024年からは「国体」から「国スポ」へと名称が変わった。

9月には天皇皇后両陛下も来県され、全国的に注目を集めた今大会。その中で、琵琶湖を舞台に行われたローイング競技を初めて観戦してきた。

会場は大津市瀬田の【滋賀県立琵琶湖漕艇場(関西みらいローイングセンター)】。1,000mの直線コースを備えた広大な会場だ!
開催期間:2025年10月4日(土)〜7日(火)

ローイングとは?シンプルだけど奥深い競技

ローイングは湖や川に設けられた直線コースで、オールを漕いでゴールを目指すボート競技。艇の先端が先にフィニッシュラインを越えた方が勝ちというシンプルなルール。

競技種目の例:
●スイープ種目(1本のオールで漕ぐ)
●スカル種目(両手にオールを持ち2本で漕ぐ)
国スポでは「舵手つきフォア」「クォドルプル」「ダブルスカル」「シングルスカル」などが行われ、全て1,000mで競われる。

見た目は単純でも、ペース配分や水面のコンディション、チームワークなど駆け引きが奥深いのが魅力だ!

初めての観戦!静かな躍動感

スタート地点から観戦。大雨で観客は少なかったものの、整列する選手たちから漂う緊張感はすさまじかった。スタート合図までの時間が長く、ボートを支える陸上自衛隊(ボートホルダー係)の姿も印象に残った。

合図と同時に一斉に漕ぎ出す瞬間は、驚くほど静か。水しぶきはほとんど上がらず、無駄を削ぎ落とした動きで艇が水面を滑るように進む!

順位は波や体力配分で刻々と変わり、最後まで目が離せない展開。気づけば全員を応援したくなるほど熱くなっていた。

ただ、200mほど進むとスタート地点からでは結果が見えにくい。そのためゴール地点へ移動することに。約1,000mを歩いた。

ゴール地点は大盛り上がり

ゴール付近はテントやモニターも設置され、多くの観客で賑わっていた。声援も一段と熱く、会場全体が一体感に包まれる!

会場の設備も安心・快適

観戦環境も充実!
●マイボトル給水サービス
●思いやり駐車場(車いす・妊産婦対応)
●カームダウンスペース
●授乳・おむつ替えスペース

様々な人が安心して観戦できる配慮が整っていた。オフィシャルスポンサーによる出店の他、地元自治会の協力で大津の銘菓(クッキー、ドライフルーツ、しじみ飴など)が振る舞われる「ふるまいコーナー」や、滋賀の特産品・国スポ記念グッズの販売もあり、会場はイベント感にあふれていた!

うれしいノベルティグッズ

受付ブースでは、国スポ公式パンフレット「めぐルート!」が配布されていた。ポケットに収まるサイズで、観戦情報と観光情報をわかりやすくまとめてある。扇形のうちわも工夫が凝らされており、そのエリアで観戦できる競技が書かれ、裏面はエリアの飲食店のクーポンになっていた。形状は大津市の観光キャラクターであり源氏物語がモチーフの「おおつ光ルくん」に着想を得たものと思われる。仰ぐと蒸し暑さを和らげてくれる!

さらに、スポンサー企業による大津指定のゴミ袋、軍手、缶バッジも配布。ご厚意でネックストラップまでいただけた。実用的なノベルティは大津市民としてもありがたく、子どもも喜んでいた!

体験&展示コーナーでローイングに触れる

会場にはトレーニング器具での漕ぎ体験や、実際の艇の展示も。展示されていたイタリア製のガラスファイバー製のボートは約14kg。実際に持たせてもらったが、想像以上に軽く思わず驚いた。どんなに高性能でも、結局は選手の体力と技術次第!と説明を受け、競技の奥深さを実感。

観戦を終えて

緊張感と迫力に満ちたレースは、やはり生観戦ならではの感動があった。特に、選手たちの掛け声やゴール後の歓喜の声やお互いを称え合う声が耳に届いた瞬間は胸が熱くなる体験だった!

ルールをすべて知らなくても十分楽しめるローイング。むしろ初心者だからこそ新鮮に感じられる発見が多く、一気に引き込まれた。

次回の国スポは2026年、青森で開催予定。滋賀大会は多くの人にスポーツ観戦の魅力を広げたはず!私自身も「何かスポーツを始めてみようかな」と思える一日だった。

公式サイト:わたSHIGA輝く国スポ・障スポ 2025
https://shiga-sports2025.jp/