こんにちは!今日も愛娘にメロメロなbiwacommon編集部のひよパパです。
休日は3歳の娘に様々な体験をさせてあげたいので、頻繁に滋賀スポットをリサーチしているのですが、毎年 2~5月には家族定番の楽しみにしているイベントがあります。それが、今が旬のいちご狩りです!
今回足を運んだのは、滋賀県守山市にある【おさぜん農園 びわ湖ファーム】さん。実はここ、京都府八幡市で2012年から続く関西最大級の規模を誇る人気の観光いちご農園「おさぜん農園」さんが手がける新農園なんです。京都で長年いちご狩り農園を運営してきたノウハウとこだわりを詰め込み、2025年12月27日に滋賀へ新たな拠点としてオープンしました。
そんな話題のスポットの魅力を、さっそく体験してきました!

事前に口コミを見ていたのですが、「今までで一番美味しい!」「80個も食べられちゃいました!」といった味への評価がとても高く、娘以上に前のめりで期待しながら来園しました。(笑)
受付を済ませて専用トレーを受け取り、簡単な説明を受けたら早速ハウスへ向かいます。
びわ湖ファームのいちご狩りは完全予約制で、園内はゆったりとした雰囲気。制限時間内であればハウスから別のハウスへ自由に行き来ができます。自分の好きな品種を見つけたら、そこへ戻ってひたすら堪能できるという、いちご好きにはたまらない嬉しいサービスです。

ハウス内に入ると、いちごの爽やかな酸味や甘みが空気のなかにふわっと広がっています。滋賀県が誇る注目の新ブランド品種「みおしずく」をはじめ、「章姫(あきひめ)」や「紅ほっぺ」など、3種類のいちごを贅沢に食べ比べることができます。実際に食べ比べてみると、鮮度はもちろん、それぞれの良さや違いがよくわかります。
個人的な感想としては「みおしずく」が一番のお気に入り!まず、滋賀でしか味わえないという特別感。またいちごの香りが特に強く、さわやかな酸味と甘みのバランスが絶妙で無限に食べられそうです。
「章姫」は、柔らかく甘いのが特徴。果肉がふわっとしていて水分が多く、噛んだ瞬間に果汁が口いっぱいに広がります。練乳なしでも十分な甘さです。実は、こちらはみおしずくの品種元になるらしく、「みおしずく」と「章姫」は似た見た目をしているのも納得です。
「紅ほっぺ」は、ころっとしていて可愛らしい見た目をしています。こちらはショートケーキによく使われる品種で酸味が強いため、途中で練乳をつけたり味の変化を楽しむのにも適しているそう。娘はこの品種がお気に入りになった様子で、途中から紅ほっぺレーンに張り付いていました。(笑)
※中程の画像の左から「みおしずく」「章姫」「紅ほっぺ」

途中でスタッフさんが、「美味しいいちごの見分け方」を教えてくださいました。
例えば、章姫は完熟しすぎると柔らかくなってしまうため、少し早めのものを摘む方がシャキッとした食感を楽しめる。逆に紅ほっぺは、実がギュッと詰まってパンと張っているものが食べ頃。さらに、意外な見極めポイントとして「ヘタの部分が少しひび割れているもの」が完熟のサインだそうです。見た目で選ぶなら敬遠してしまいそうですが、こうしたプロの目利き情報を知ることで、いちご狩りがより深く充実した体験に変わります。
娘も、慣れた手つきで摘みながら、時折スーパーでは見かけないようないびつな形をしたいちごを見つけては「これ、タコみたいやで!」と大はしゃぎ。形は違っても驚くほど甘いいちごに出会えるのは、自分の手で摘み取るいちご狩りならではの醍醐味です。

実際にいちご狩りをしてみてまず驚いたのが、レーンとレーンの間の通路が非常にゆったりと作られていることでした。これなら他のお客さんとぶつかる心配もありませんし、場所によってはベビーカーや車椅子を押したままでもすれ違えるほどの幅が確保されています。また、長いレーンの端から端まで歩き回らなくても済むよう、ハウスの中央から各レーンへ自在にアクセスできる構造になっています。中央に休憩スペースがあるのも、小さな子ども連れはもちろん大人も嬉しい親切設計です。
レーンのいちごは、地面から浮かせた高い位置で育てる「高設栽培」を採用しているので、3歳児の身長でもちょうどいい位置に実がなっています。娘も自分でいちごを見つけては嬉しそうに摘み取っていて、親子で一緒にいちご狩りの楽しさを味わうことができました。
他にも味変用に練乳やチョコレートソースの販売もされているので、いちごを心行くまで楽しみたい方にはこちらもおすすめです!
各ハウス内には手洗い場やゴミ箱も用意されていて汚れても安心。地面は白いシートで覆われ、清潔に保たれているので、土で汚れる心配もありません。さらにハウスは珍しい「ガラス張り」のため、非常に開放感があり青空の下で思う存分いちご狩りを楽しめました。

気になったのが、「はちさんのおうちです」とハウスの中央に置かれていた箱。
これはいちご栽培には欠かせない受粉を手伝ってくれる「クロマルハナバチ」という蜂の巣箱、多い時には1日に3000回も花を行き来する驚くべき働き者です。
蜂と聞くとつい構えてしまいますが、飛んでいるのは数匹で、性格も温厚なので基本的にこちらを襲ってくることはないのでご安心を。最初はおびえていた娘ですが、いちご作りをお手伝いしていると知ると「ガンバレ!」と応援し始めました。
自然の力でいちごが育つ様子を間近で感じられるのは、子どもにとって貴重な経験になりますし、私たち大人も、この美味しいいちごが食べられることにあらためて感謝の気持ちがわいてきます。

実際にこんなに甘くて美味しいいちごを育てているのはどんな方なのだろうと気になり、びわ湖ファームのスタッフである枡村(ますむら)さんと地頭所(じとうしょ)さんに、お話を伺いました。
枡村さんは、元々別の業界で営業職をされていましたが、心機一転農業の世界に飛び込んだそうです。「自分たちが愛情を込めて育てたイチゴをお客さまが美味しいと言って笑顔で食べてくれる時が一番の喜びです」と嬉しそうに語ってくださいました。
地頭所さんは、中学生の時に体験したいちご狩りの光景が10年経っても鮮明に心に残っており、「自分も誰かにとって、いちごを好きになるきっかけを作りたい」と農業の世界に飛び込んだそうです。

実はいちご作りにおいて、最も過酷なのは「夏場」だといいます。「育苗(いくびょう)」と呼ばれる苗を育てる時期には、ハウス内の温度は49度にも達することもあるのだとか!
「苗半作(なえはんさく)と言って、この時期の苗づくりでいちごの出来の半分が決まるんです。一番しんどいですが、ここでいかに愛情を注ぐかが大切なんですよ」と笑顔で語る姿に、私は思わず自分の子育てを重ねてしまいました。お二人も苗の頃から我が子のように愛情を持って育てられているからこそ、これほどまでに優しい甘さが生まれるのだと思います。
そんな想いを聞いたうえで、宝石のように美しい紅色の果実を眺め、もう一口食べるとみずみずしさの中に先ほどより繊細で深く優しい味わいを感じられた気がします。

お話を伺う中で、代表の長村(おさむら)さんについてもお聞きしました。ファミリー向けに安心・安全で美味しいいちご作りに気を配りつつも、「同じことをしていてはダメだ」という向上心を常に持ち、さまざまなアイデアを実現されているそうです。
例えば、いちご狩りも中盤に差し掛かると、ハウス内の暖かさで、いちごが少しぬるく感じてくることがあります。そんな時にサプライズで冷やしたいちごを提供してくださることもあるとか。味覚に慣れてきた頃に冷たい果実を味わうと、いちごの違った一面の美味しさが口いっぱいに広がります。
また、園内には遊び心ある手書きの案内パネルやいちご型の顔出しパネルなど写真映えアイテムもあります。いちご狩りに夢中になって、つい写真を撮り忘れてしまうという“あるある”も、こうしたフォトスポットがあることでしっかり思い出に残せるのが嬉しいポイントです。
農園だけにとどまらず、いちご狩りに触れる機会の少ない都心へ出張いちご狩りの出店をされるなど魅力的なイベントも行われています。さらには、これまで培った栽培ノウハウを、SNSやYouTubeを活かして発信したり、全国のいちご農家と交流会を開催するなど、いちご業界全体を盛り上げる活動もされていて非常にエネルギッシュな方だという印象を受けました。

最後に、びわ湖ファームスタッフのお二人からも「味はもちろん、新イベント開催やお客さまとの距離の近さを大切に、大型農園さんにも負けないくらい魅力的な農園にしていきたい。どんどんバージョンアップしていきますよ!」という力強い言葉をいただきました。
おさぜん農園さんを通じていちご好きな方たちが集い、そのいちごの如く赤い情熱は脈々と受け継がれ、次の美味しいいちごにつながっていく。いちごファンの一人としてこれからも進化していく様子を楽しみに、また来店させてもらおうと思いました!
「パパ、またいちご狩り連れてって!」
なんと、40個もいちごを食べてお腹をパンパンにした娘からの一言に思わず「もう次?(笑)」と笑いながらも、来て良かったと心から感じました。作り手の愛情と情熱がたっぷり詰まった滋賀の新しい名所。今回は家族で訪れましたが、もちろん誰と行っても、ひとりで訪れても、お腹だけでなく心まで温かくなるような最高の体験が待っているはずです。
【おさぜん農園 びわ湖ファーム 】
〒524-0215 滋賀県守山市幸津川町4075
営業時間: 9:00〜16:00(最終受付15:00)
※イベントなど当日のいちごの状態により不定期開催となります
定休日: 不定休(公式サイトの予約カレンダーをご確認ください)
公式サイト: https://osazen.com/
Instagram: @osazennoenbiwako