もっと紙幣が好きになる!新紙幣のことがまるわかり工場見学【国立印刷局 彦根工場】

もっと紙幣が好きになる!新紙幣のことがまるわかり工場見学
【国立印刷局 彦根工場】

2025.6.4彦根・湖東

新紙幣使ってますか?

biwacommon編集部のモリモトです!

2024年7月3日から新紙幣が発行されました。もう皆さんの手元には届きましたか?
私の知り合いは、最近やっと新五千円札が回ってきたと喜んでいました。(2025年春)
「今?遅くない?」と思いましたが、キャッシュレス決済が主流の方からするとそれほど珍しいことではないのかもしれません。
私は現金派なので新紙幣、使いこなしていますよ〜

新紙幣が彦根で印刷されている!?

そんな新紙幣ですが、実は彦根市で印刷されています!
誰でも新紙幣の印刷現場を見学ができることを知り、実際に【国立印刷局彦根工場】に行ってきました!

彦根印刷局があるのは、JR南彦根駅から徒歩で約10分ほどの距離のところ。
駅から印刷局までの道は、『おさつ街道』という名前がつけられていて、工場見学が始まる前からワクワクしてきます。

彦根工場到着!

工場に到着し、予約確認をすませ、施設の中に入った途端・・・
壁一面が紙幣柄!!
無意識に口角が上がります。

一連の見学は、チャーミングなおじ様職員さんが案内してくださいました。見学中質問があればなんでも教えてくださいます!

工場見学スタート!

印刷局でもらえる冊子

工場見学は全部で90分間で、まずは動画で国立印刷局の紹介があります。
1グループに一冊と、1人に一冊ずつもらえるパンフレットと照らし合わせながら動画を見て学びます。

国立印刷局と聞くとあまり馴染みがないですが、紙幣や郵便切手、パスポートなど生活に欠かせない製品や情報サービスを提供している機関です!
そのなかでも彦根工場は関西で唯一紙幣を印刷する工場なんです!

見たことない量の新紙幣たち、、!

見学の中で特に印象的だったのは、新紙幣の印刷現場をガラス越しに見る体験です。

工場には大きな印刷機があり、一枚の大きな紙に20枚の紙幣が刷られていきます。
その大きな紙がどんどん刷られて、積み上げられていくのですが、、
見たことのない紙幣の量!!今後一生この量の紙幣を見ることはできないだろうと思いながら、多すぎて現実味のない大量の紙幣をガラス越しに眺めました。

印刷機で紙幣が刷られていくのをずーっと見ている見学者もいれば、
「息子をここで働かせたいんですがどうやったら就職できるんですか?」と、職員さんへの質問が止まらないお母様もいました。

一方で印刷作業職員の方たちは慣れたもんで、ガラス越しにいる私たちには目もくれず黙々と作業をされていました。
撮影は禁止だったので気になる方はぜひ自分の目でチェックしてみてください!

大人から子どもまで楽しめる!体験ブース

最後はパネルや体験装置を見ながら紙幣について楽しく学びます。

紙幣の出来上がっていく過程をパネルで見たり、新紙幣にほどこされている世界最高レベルの偽造防止技術を道具を使いながら体感できるブースがありました。

他にも一億円の紙幣の重さが体験できるブースや、彦根工場限定の紙幣のデザインが完成できるスタンプラリーなど、大人から子どもまでどの世代の方でも楽しめる工夫がされていました。

工場見学を終えて

一通り見学して感じたことは、何気なく使っている紙幣ですが一枚にとんでもない量の技術やたくさんの人が関わってできているものだと改めて知りました。
偽造を防止することはもちろん、誰にとっても使いやすいことを目指し、伝統と最新技術が詰め込まれた究極の技だと実感しました。

財産としてのお金の価値に目を向けがちですが、これからは、紙幣を芸術作品としてじっくりみることも増えちゃいそうです。
キャッシュレス化が進んでいますが、「私は現金派!」と胸を張って言いふらしてやろう!と思える工場見学になりました。

【国立印刷局】
公式ホームページ https://www.npb.go.jp/
国立印刷局 彦根工場 工場見学 https://www.npb.go.jp/event/kengaku/hikone.html