
biwacommon編集部のモリモトです。
びわ湖の船といえば??
滋賀県民の私は即座に、県内の小学五年生が行くフローティングスクールの「うみのこ!」と回答。うみのこで食べたカツカレーの味を今でも思い出せます。
biwacommon編集部でびわ湖の船といえば??と聞くと。
和歌山県出身社員の「ミシガン!!」と情熱のこもった主張を耳にし、滋賀県民ながら初めてびわ湖にクルーズ船があることを知りました。滋賀県民としてこれは知っておくべきだ、、と早速取材してきました!
【ミシガン】は1982年(昭和57年)4月29日に就航。滋賀県と友好姉妹都市である、アメリカ・ミシガン州との国際親善を祈念して、【ミシガン】と命名されました。
「非日常」をコンセプトにした、『ミシガンらしさ』と『びわ湖ならでは』をより重視したクルーズ船です。
2024年に本屋大賞を受賞し話題の、滋賀県大津市を舞台にした青春小説「成瀬は天下を取りにいく」、そして続編の「成瀬は信じた道をいく」にミシガンが登場しました。
作品のファンが聖地巡礼で大津へ訪れることが多く、もれなくミシガンも聖地の一つです!
話題になってはいるとは知りつつも読めていなかったので、今回のミシガン乗船をきっかけに読み始めました。2025年6月25日に文新潮文庫から文庫本も発売されるみたいですよ!
そんなこんなで、ミシガンに初乗船することに。
今回はミシガン90(90分コース)の11:00からの便で大津港から出航!
他にもミシガン60(60分コース)、ミシガンナイト(ナイトクルーズ)があります。
◼︎コースに関する詳しい情報はこちらから
https://www.biwakokisen.co.jp/cruise/michigan/price_time/
今回は残念ながら黄砂や花粉、天候の影響もありかすみ気味でしたが、季節や時間によって湖上からの景色が異なるところが魅力の一つ!スカイデッキからびわ湖を360度楽しめます。
そしてどんな天候でも、旅を楽しませてれるのがミシガンパーサー!
船の装いやコスチュームの節々にアメリカ〜を感じますが、観光案内をしてくれたミシガンパーサーはゴリゴリの関西弁!船の非日常感と関西弁の親しみやすさに心を掴まれ、ワクワク感が高まっていきます。
早速ミシガン船内を散策!
ミシガン船内には、いろんなフォトスポットがあります。
カップル向きフォトスッポト「ラバーズ・ミシガン」や、操船の見学エリア、コスチュームを着て記念撮影ができるスポット、琵琶湖を持ち上げられる(?)トリックアートなどなど盛りだくさんです。
特に船内を散策したなかでインパクトがあったのが、トレードマークでもある赤いパドル(外輪)!
ミシガンは日本国内では珍しい外輪船で、パドルによって船体を動かしています。船の2階ではパドルが動く姿を間近でみることができます。
大輪のパドルはまっすぐ波の跡ができるのが特徴でそちらも見どころです!
大迫力!吸い込まれないようにご注意を!
船内を一通り回った後はランチタイム!
お昼ご飯は、レストランでのランチブッフェや、びわ湖グルメを手軽に楽しめる売店でのファストフードなどがあります。
今回は、ペットボトルのドリンク付きで2,500円のランチボックスをチョイス!
ランチボックスで2,500円と聞くとちょっとお高〜く感じるかもしれませんが、食べ始めるとそのボリュームに驚かされます!!おかずのバリエーションがとても多く、あっちこっち無我夢中で食べていると気づいたらお腹がいっぱいでした。
お腹いっぱいの状態でびわ湖の景色を見ながらゆっくりと過ぎる時間、、。ミシガンパーサーの観光案内(ver.関西弁)を聞きながら非日常を存分に味わいました。
旅の中で一番印象的だったのがミシガンパーサーによるイベントです。
イベントが始まるというアナウンスと共にステージ前にお客さんは集合。
見るだけ〜聞くだけ〜かと思いきや参加型!!
全員にマラカスや、ギロ、カスタネットなどの楽器が配られ、パーサの合図に合わせて楽器を鳴らします。もしかすると滋賀でこの音圧を体験できるのはミシガンだけなのでは、、、と思うほどの音量を浴び、奏でる体験ができました。
最後は就航40周年記念に作られたミシガンクルーズオリジナルソング「きみを待ってる」でお別れ。
船内の売店にはちゃっかりCDも販売されていました。
乗船する前は、「90分って長いんか短いんかわからんなあ」と思っていましたが、始まってみると一瞬!気づいたらスタート地点の大津港に戻ってきていました。
もう少しのんびりとクルーズを楽しみたい気持ちもありましたが、非日常は味わいすぎるとありがたみが減ってしまうか〜、と結果ちょうど良い長さだったように感じます。
また個人的に気になっていたことの一つが、船酔いに関して。
車やバスに乗ると高確率で乗り物酔いする私ですが、ミシガンは船酔いしませんでした(薬服用無し)!海に比べて湖は比較的に波が立たないのもあってか基本的に揺れを感じることはありませんでした。
とはいえ、気候など湖の状態によっては揺れる恐れもあると思いますのでご心配がある方は、酔い止め持参をお勧めします!
記念日や非日常を味わいたい時にもってこいの湖上クルーズ【ミシガン】!
ぜひ足を運んでみてください!
◼︎ミシガンクルーズ公式サイト
https://www.biwakokisen.co.jp/cruise/michigan/