
biwacommon編集部のジョーだ。7月に入り、連日の真夏日。子どもは水遊びがしたくてウズウズしている。プールもいいけれど、せっかくなら滋賀の自然の中で、心も体もリフレッシュしたい!ということで今回は【湖南アルプス】桐生若人の広場に川遊びに行ってきた。
ちなみに、2023年にも湖南アルプスの記事(こちら)を書いている。前回は魚とり奮闘記だったが、今回は川遊びスポットとしての魅力をより詳しくご紹介しよう!
まず注目したいのが、湖南アルプスのシンボル「オランダ堰堤」。堰堤とは、川の流れを調整したり、土砂をせき止めたりするための小規模なダムのようなものだ。
明治時代、オランダ人技師ヨハネス・デ・レーケの指導のもと、田辺義三郎によって設計された日本最古の石積み堰堤で、「日本の産業遺産300選」にも選ばれている。現在も貯砂機能を果たしており、夏場は水遊びをする子どもやファミリーで賑わっている!
訪れたのは朝8時頃。すでにちらほら人の姿があった。駐車場の係員さんによると、11時ごろがもっとも混雑するとのこと。おすすめは、空気の澄んだ朝8時ごろか、涼しくなる夕方16時ごろ。とくに早朝の清涼感は格別だ!
梅雨の影響で水量が多く、オランダ堰堤から勢いよく水が流れ出していた。朝は水がひんやりしているが、それもまた心地よい。時間が経つごとに、ファミリーや少年たちが続々とやってくる。
オランダ堰堤直下の水深は場所によって異なり、大人の首あたりまでの深さがあるところや、幼児でも安心して遊べる浅瀬もある。堰堤のすぐ下には滝壺のような深みもあるので、小さなお子さんがいる場合は、目を離さず安全第一で楽しもう!
オランダ堰堤の下流は階段状に整備されており、まるで遺跡のような趣がある。川の流れに削られて丸みを帯びた階段や整った石畳が、水の流れをやさしく受け止め、透き通った山の水がゆるやかに流れていく様子は、見た目にも涼しげ。小さな子どもたちが網を手に小魚を追いかけ、元気に走り回る姿も、夏の風景に彩りを添えている!
水深は浅く、場所によっては数十センチほど。小さなお子さんや愛犬の水遊びにもぴったりで、実際に犬の水浴びに訪れている人も多く見かけた。
川遊びといえば魚とり。網で追いかけるのも楽しいが、仕掛けを使えば思わぬ大物が捕まることも!詳しい方法は前回の記事(こちら)に書いている。今回は2匹と控えめな結果だったが、それでも十分楽しめた。とくに仕掛けを確認しに行く瞬間のワクワク感がたまらない!
ただ、うちの子は前回より2歳成長しており、今回は魚よりも水遊びに夢中。網と虫かごを家に忘れるほどだった。子どもの成長を実感しつつ、捕まえた魚は小さなお子さんにプレゼントした。
バーベキューを楽しむのも魅力的だが、短時間の滞在なら、スーパーで買ったお弁当やお菓子、ジュースだけでも十分楽しめる。私は道中のスーパーで惣菜を買い、クーラーボックスに詰めて最小限の装備で出発した。荷物の準備や運搬の手間も少なく、とにかく快適!
気温が上がり混雑する昼過ぎには、早めに撤収。帰り道に食べたアイスクリームがまた格別で、子どもも満足そうに車内でお昼寝していた。帰宅してもまだ休日の時間がたっぷり残っていて、まさに理想的な一日だった!
湖南アルプスはハイキングコースの出発点としても知られている。多くのハイキングコースが設定されており、様々なルートで楽しむことがでる。当日も何人かのハイカーとすれ違った。私も過去にハイキングで訪れたことがあるが、美しい自然が広がる気持ちのいいルートだ!
なかには体力に自信がない方や小学校中学年くらいでも歩ける短いコースもあるので、気軽に楽しめるぞ!湖南アルプスの冷たい水は、ハイカーにとっても癒しで、滋賀の自然の豊かさを実感できるスポット。
夏はまだ始まったばかり。今年もきっと、子どもを連れて何度もここへ足を運ぶだろう。滋賀で川遊びを楽しむなら、湖南アルプス桐生若人の広場がおすすめ!駐車場・トイレ完備で、小さなお子さん連れでも安心して楽しめる。
【湖南アルプス】 桐生若人の広場
〒520-2111滋賀県大津市桐生1丁目26-7
参考サイト:近江湖南アルプス自然休養林(林野庁ホームページ)