一期一会のご縁〜御朱印で巡る【滋賀の神社仏閣】其の3

一期一会のご縁〜御朱印で巡る【滋賀の神社仏閣】其の3

2026.5.15広域

滋賀の神社仏閣の御朱印をご紹介(第3弾)!

biwacommon編集部のジョーだ。

今回紹介するのは、人気企画「一期一会のご縁〜御朱印で巡る【滋賀の神社仏閣】」第3弾!

滋賀の魅力を語るうえで、暮らしや歴史、自然と深く結びついた神社仏閣の存在は欠かせない。
それでは、私の御朱印ライブラリとともに、滋賀の名だたる7カ所を紹介していこう!

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一期一会のご縁〜御朱印で巡る【滋賀の神社仏閣】


一期一会のご縁〜御朱印で巡る【滋賀の神社仏閣】其の2

浮御堂(大津市)

浮御堂は、近江八景「堅田の落雁」で知られる名所。臨済宗大徳寺派の海門山満月寺の境内にあり、琵琶湖に浮かぶように建つ仏堂。

湖と一体化したその景観は、松尾芭蕉をはじめ多くの文人墨客を魅了してきた。現在の建物は昭和12年(1937年)に再建され、昭和57年の修理を経て、往時の趣を今に伝えている!

また、「琵琶湖とその水辺景観―祈りと暮らしの水遺産」の構成文化財として、日本遺産にも認定されている。

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浮御堂の御朱印

丸みを帯びた、どこか愛らしい筆致の御朱印。力の抜けた文字には、まるで琵琶湖に浮かぶかのような浮遊感があり、「満月寺」の「寺」や「浮御堂」の「浮」の字からは、満月を思わせる柔らかな丸みが伝わってくる。

一見やさしい印象ながら、幾重もの水の流れに磨かれた石のような、芯のある力強さも感じる。琵琶湖に静かに浮かぶ浮御堂らしさが凝縮された、印象深い御朱印だ!

西明寺(犬上郡甲良町)2回目

西明寺は、湖東三山(西明寺・金剛輪寺・百済寺)のひとつ。834年(承和元年)、三修上人(慈勝上人)が仁明天皇の勅願により開創した名刹。

西国薬師四十九霊場 第三十二番札所でもあり、本堂と三重塔はいずれも国宝。本堂は滋賀県唯一の国宝第一号として知られる。三重塔は国宝の建物に加え、内部の壁画や柱の絵も重要文化財に指定されており、鎌倉時代の壁画としては国内唯一の貴重な遺構だ!

四季の移ろいを感じられる庭として国際的にも評価が高く、2015年にはアメリカのニュース専門チャンネルCNNが選ぶ「日本の最も美しい場所31選(Japan's 31 most beautiful places)」にも選出されている!

秋の紅葉の名所として知られるが、長い冬を越えて芽吹く春の青紅葉と苔の景観も新鮮で、見逃せない魅力がある。

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西明寺の御朱印(限定御朱印)

2回目の紹介となるため、限定御朱印に注目。

西明寺では多彩な御朱印が授与されている。
枚数限定の切り絵特別御朱印や、なで猫像奉納記念の特別猫集印、十二神将朱印(全12種)など、種類も豊富だ。私は2026年の干支「午」にちなんだ、年限定の十二神将朱印を拝受した。

因陀羅大将(いんだらたいしょう)は薬師如来を守護する十二神将の一体で、午年や午の刻の守護神とされる。

青い和紙に描かれた端正な金の筆致は、力強い武神というよりも、冷静さの中に知性と余裕を感じさせる!

多賀大社(犬上郡多賀町)2回目

多賀大社は「お多賀さん」の名で親しまれる滋賀県第一の大社。中世には「多賀大明神」として広く信仰を集めた。

祭神は、伊勢神宮に祀られる天照大神(あまてらすおおみかみ)の親神である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)。“生命の親神”として、「延命長寿・縁結び・厄除け」にご利益がある強力なパワースポットとして知られている。

また、「お多賀杓子(おたがしゃくし)」と呼ばれるしゃもじを授ける風習があり、これが「お玉杓子」の語源になったとも伝わる。

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【多賀大社】「お多賀さん」として親しまれる滋賀第一の大社!延命長寿・縁結びの最強パワースポット

多賀大社の御朱印(限定御朱印)

こちらも2回目の紹介となるため、限定の切り絵御朱印を紹介。

今回拝受した絵御朱印は、金色の紙に本殿を切り抜いた特別な切り絵仕様で、まるでアート作品のような佇まい。とりわけ、切り絵ながら優美な曲線を描く檜皮葺(ひわだぶき)の屋根は、荘厳な雰囲気を見事に表現している!

中央には延命長寿を意味する「莚寿(えんじゅ)」の文字が入り、切り抜き部分を本殿に重ねることで、御朱印と実景が一体となる仕掛けも魅力である。

田村神社(甲賀市)

甲賀市土山町、鈴鹿峠の麓に鎮座する古社の田村神社。創建は平安初期、1200年以上の歴史を持つ。
主祭神は坂上田村麻呂。嵯峨天皇、倭姫命とともに祀られ、鈴鹿峠で悪鬼を平定した伝説から、厄除けの祖神として崇敬されてきた!

※坂上田村麻呂とは
平安初期を代表する武人。桓武・平城・嵯峨の三天皇に仕え、征夷大将軍として歴史に名を刻んだ。のちに軍神として崇敬され、武芸の神として各地の田村神社などに祀られている。

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田村神社の御朱印

御朱印は、飾り気のない力強い筆致が印象的だ。真っ直ぐな筆跡には、実直で潔い美しさがある。なかでも「村」の字の「寸」の部分は竹の節を思わせるかたちで、矢竹で知られる田村神社らしさを感じさせる。

鈴や鹿の意匠は鈴鹿峠に由来するものだろう。どこか可愛らしく、愛嬌もある!

比叡山延暦寺 東塔 総本堂 根本中堂(大津市)

延暦寺の中でも最も信仰の中心とされるのが、総本堂である根本中堂。788年に最澄が創建した一乗止観院を起源とし、「日本仏教の母山」としての歴史が始まった場所だ。

内陣には、1200年以上灯り続ける「不滅の法灯」が安置されている。僧侶が日々菜種油を注ぎ続ける営みは、比叡山の歴史そのもの。この積み重ねが「油断大敵」の語源とも伝わる。

現在は大改修中だが参拝は可能。文化財が未来へ受け継がれる過程を体感できる、貴重な機会となっている!

※クリアファイルの写真が「不滅の法灯」
※諸堂巡拝券の写真が改修前の「根本中堂」

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第1章 滋賀県唯一の世界遺産【比叡山延暦寺】を巡る歴史ガイド!東塔の見どころ徹底解説

比叡山延暦寺 東塔 総本堂 根本中堂の御朱印

●醫王殿(いおうでん/写真上)
根本中堂には、伝教大師最澄が自ら刻んだと伝わる薬師如来が本尊として祀られている。薬師如来は病を癒す「医王仏」とされることから、根本中堂は「醫王殿」とも呼ばれる。薬師如来の薬壺には、人々の願いに応じた救いが収められているという。

御朱印に記された「醫王殿」の細かな筆の流れは、小さな線が重なり合い、日々の努力や積み重ねが、やがて大きな成果へと昇華していく過程を思わせる一枚だ!

●荼枳尼天(だきにてん/写真下)
同じく根本中堂で拝受した、星峯稲荷堂の縁日限定御朱印。星峯稲荷堂に祀られる荼枳尼天は、白狐の姿で現れ、罪穢れを祓い、福徳・開運・商売繁盛・立身出世をもたらすとされる神様で、延暦寺創建の頃から信仰を集めてきた。

「星の峰」とは、比叡山延暦寺の修行の場である山頂を指す名。御朱印は、鋭く流れるような筆の払いが流れ星を思わせ、星をかたどった印と青地に金文字の配色は、比叡山の夜空に輝く一等星を彷彿とさせる。神秘性と美しさを併せ持つ一枚だ!

比叡山延暦寺 西塔 釈迦堂(大津市)

西塔の本堂である釈迦堂は、延暦寺最古の鎌倉時代建築。伝教大師最澄自作の釈迦如来を本尊とし、西塔の中核を担うお堂だ。

織田信長の焼き討ち後、豊臣秀吉が園城寺(三井寺)から金堂を移築したもので、戦火を免れた貴重な文化財とされている。

戦国の時代をくぐり抜けた、重厚な空気が漂う!

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第2章 滋賀県唯一の世界遺産【比叡山延暦寺】を巡る歴史ガイド!西塔の見どころ徹底解説

比叡山延暦寺 西塔 釈迦堂の御朱印

文字から文字へと流れる筆致は、やがて「大雄殿」という言葉へと収束していく。その筆の運びは、形を変えながら絶え間なく続き、万物は常に移ろい、決して同じ姿にとどまらないという「諸行無常」の教えを自然と感じさせてくれる!

「大雄殿」は釈迦如来を祀る本堂を示し、「大雄」は悟りを開いた釈迦を讃える尊称だ。

比叡山延暦寺 横川 元三大師堂(大津市)

元三大師堂は、比叡山中興の祖である元三大師の住居跡とされる。疫病流行の際、鬼の姿に変じて病魔を退散させたという伝説から、厄除けの護符「角大師札」が生まれ、現在も篤い信仰を集めている!

また、おみくじ発祥の地としても有名。吉凶を占うだけでなく、僧侶に悩みを打ち明け助言を受ける、人生相談に近い形式が特徴で、人生の指針を得る場として親しまれている。

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第3章 滋賀県唯一の世界遺産【比叡山延暦寺】を巡る歴史ガイド!横川の見どころ徹底解説

比叡山延暦寺 横川 元三大師堂の御朱印

左上に押された「角大師」の印が印象的で、疫病除けの御利益を感じさせる一枚。均一な線でありながら、独特の歪みやかすれがあり、どこか不気味でありつつも愛嬌のある角大師の姿が想起される。他ではなかなか見られない個性的な御朱印だ!

なお、御朱印ではないが角大師護符は「最強の護符」とも称され、角大師のあるところには病魔や悪鬼が近づかず、あらゆる災厄から身を守ると伝えられている。

まとめ

西明寺や多賀大社のように、一つの寺社でも通常版や限定版など複数の御朱印が存在する。訪れるたびに集める楽しみもあれば、一度で揃える楽しみもある。楽しみ方は人それぞれ。

比叡山延暦寺は、東塔・西塔・横川の各エリアで計10種類の御朱印を拝受できる。さらに期間限定の縁日特別御朱印もあるため、御朱印を集めている方は訪問前の確認がおすすめだ。

今後もbiwacommonでは、滋賀の歴史と自然を、神社仏閣という切り口から発信していく!