biwacommon編集部のジョーだ。実は滋賀県は、「ものづくりが盛ん」「国宝が多い」など、全国的にあまり知られていないデータが数多くある。
この記事では、統計やランキングをもとに、滋賀県の魅力を“数字”でわかりやすく紹介。産業・自然・文化・暮らし、どの側面から見てもバランスのとれた滋賀県の姿が浮かび上がるだろう!
次のおでかけ先を探している方も、もしかしたら移住を考えている方も、“数字で見る滋賀県”を通して、まだ知らない滋賀県の魅力を感じてみてほしい。

滋賀県の県内総生産に占める製造業の割合は44.0%で全国1位!
家電・精密機器・化学など、多くの大手企業のマザー工場が集まり、県内総生産の約半分を支える“ものづくり県”の実力を示している。大都市圏へのアクセスが良く、自然災害が少ない立地に加え、琵琶湖の豊富な水を活用できる環境が強みだ。
県内総生産に占める製造業の割合
1位 滋賀県 44.0%
2位 三重県 40.3%
3位 栃木県 39.6%
出典:内閣府「令和3年度県民経済計算」

やはり琵琶湖は外せない。面積669.26平方キロメートルを誇る琵琶湖は、滋賀県の面積の約6分の1を占める全国1位の湖!
その水は近畿約1450万人の生活水や産業基盤となる用水など貴重な水資源を供給している。また、周囲約235kmのサイクリングルート「ビワイチ」は、国内外から注目されている。
日本で面積が広い湖
1位 琵琶湖(滋賀県) 669.26平方キロメートル
2位 霞ヶ浦(茨城県) 168.21平方キロメートル
3位 サロマ湖(北海道) 151.63平方キロメートル
出典:国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調(令和6年10月1日現在)」

滋賀県の県土の37.3%が自然公園面積で全国1位!
湖や山、森に囲まれ、都市と自然が身近にあるのが魅力。週末はキャンプやハイキングなど、自然の中で過ごす県民も多い。
自然公園面積割合
1位 滋賀県 37.3%
2位 東京都 36.3%
3位 三重県 36.1%
出典:環境省(令和6年8月8日現在)

1人1日あたりのごみ総排出量は全国2位の少なさ!
「琵琶湖を守る県民運動」や「琵琶湖条例」など、全国に先駆けた環境政策が進む県で、リサイクル率も高水準。
1人1日当たりごみ総排出量(少ない順)
1位 京都府 749g
2位 滋賀県 761g
3位 神奈川県 769g
出典:環境省「一般廃棄物処理実態調査結果(令和5年度)」

男性の平均寿命は82.73年で全国1位。女性も88.26年で全国2位!
滋賀県は健康的な生活習慣を持つ人が多く、健康長寿の県として知られている。それを支える生活環境が整っていることも特徴。
男性の平均寿命
1位 滋賀県 82.73年
2位 長野県 82.68年
3位 奈良県 82.40年
出典:厚生労働省「令和2年都道府県別生命表」

成人1人あたりの酒類販売消費量は55.1ℓで全国最少!
人口動態の変化や健康志向の高まり、ライフスタイルの多様化、そして県内の酒蔵の状況などが影響した結果と考えられている。節度ある飲酒習慣が根づき、健康志向の県民性ともいえる。
成人1人あたりの酒類販売消費量(少ない順)
1位 滋賀県 55.1ℓ
2位 奈良県 55.6ℓ
3位 岡山県 63.3ℓ
出典:国税庁「酒税 都道府県別販売数量(令和5年度)」
出典:総務省 「人口推計(令和5年10月1日現在)」

滋賀県の出生率は全国3位!
自然に恵まれた環境や子育て支援の充実が、若い世代の暮らしやすさにつながっている。
出生率
1位 沖縄県 8.7‰
2位 福岡県 6.8‰
3位 滋賀県 6.8‰
※単位はパーミル(人口1000人に対する1年間の出生数の比率)
出典:厚生労働省「令和5年人口動態統計(確定数)」

大津市では二人以上の世帯あたり、コーヒーの年間支出金額・購入量ともに全国1位!
滋賀県民は“日本一のコーヒー好き”とも言えるだろう。
大津市の二人以上の世帯で支出金額が大きい品目・購入数量が多い品目
購入額 1位 コーヒー 9,988円
購入量 1位 コーヒー 3,399g
出典:総務省「家計調査 都道府県庁所在市及び政令指定都市ランキング(令和4~6年平均)」

公立図書館の1人あたり年間貸出冊数は7.22冊で全国2位!
本を身近に楽しむ文化が根づいている。
1人当たり図書貸出冊数
1位 東京都 7.78冊
2位 滋賀県 7.22冊
3位 岡山県 6.05冊
出典:「日本の図書館統計と名簿2023」(公社)日本図書館協会)

比叡山延暦寺、彦根城、石山寺など、国指定の重要文化財(国宝を含む)のうち建造物は全国第3位!
滋賀県は京都府・奈良県に次ぐ“文化財大国”として、歴史・文化の厚みを感じられる土地だ。
国指定の重要文化財(国宝を含む)のうち建造物の指定件数
1位 京都府 307件
2位 奈良県 267件
3位 滋賀県 190件
出典:文化庁(令和7年6月1日現在)

滋賀県最高峰・伊吹山では、1927年2月14日に最深積雪11.82mを観測!
これは日本の気象観測史上、今も破られていない記録。
出典:気象庁
産業・自然・文化・暮らしまで、実は滋賀県は多方面で全国上位を誇る実力派。“数字で見る滋賀県”を知れば、魅力がもっと深く見えてくるだろう!
※本記事のデータや統計は滋賀県ホームページ「滋賀県なんでも一番」をもとに編集・再構成しています。詳細や正確な情報は、各出典元の公式資料をご確認ください。