
biwacommon編集部のジョーだ。草津市矢橋町にある【ラーメン藤】は、豚の旨みと深い醤油のコクが特徴の“京都醤油ラーメン”を看板に掲げる老舗チェーン。京都・滋賀・大阪・福井・石川に18店舗を展開し、滋賀県内にも多数の店舗を構えている。
その中でも矢橋店は、他店にはないオリジナルメニューが充実している特別な一軒。1日10食限定メニューとして草津市の町名を冠した「矢橋ラーメン」をはじめ、「名古屋ラーメン」など個性的なメニューが揃う。看板やメニュー表にまで遊び心があふれており、まさに“チェーン店らしからぬお店”だ!
そのユニークさから、テレビ朝日「ナニコレ珍百景」でも紹介されたことがあるほど。(※登録はならず)

「よぼよぼのおっさんが心を込めてつくった 普通の味のラーメン店 すぐそこ徒歩10秒」「お急ぎの方は下記店舗へ」「虫さん入店お断り」など、独特なワードセンスが光る看板が目を引く!果たして店内は…

店内はどこか懐かしい家庭的な雰囲気がある。カウンター、テーブル、掘りごたつ風の座敷席とバリエーション豊富で、ビジネスマンのランチから子連れファミリーの夕食まで幅広く対応できる。
ユーモアあふれるメニューが所狭しと貼られ、入店した瞬間からワクワクさせてくれる!遊び心にあふれた雰囲気も人気の理由のひとつだろう。さっそく矢橋ラーメンを注文!

1日10食限定の「矢橋ラーメン」は、麺が隠れるほど豚バラチャーシューが敷き詰められた迫力満点の一杯!昼過ぎには売り切れてしまうほどの人気メニュー。
独自製法で仕上げたチャーシューは箸でつまむだけでも崩れてまいそうな柔らかさ。口の中でとろけ、スープに旨みを溶け込ませる。たっぷりのネギが濃厚さを程よく中和し、最後まで飽きずに楽しめるのも魅力だ。

麺は細ストレートで、しこしことした心地よい食感が特徴。チャーシューやネギとの相性も抜群で、するすると箸が進む一杯だ。穴あきレンゲが添えられているので、具材を最後までしっかり味わえるのも嬉しいポイント。
スープは醤油ベースのあっさり系ながら、豚骨の旨みがしっかり効いた奥深い味わい。表面のアブラが熱を閉じ込め、最後までアツアツのまま楽しめる。最初のひと口はやけど注意!
さらに、矢橋ラーメンの注文者に提供される“謎の調味料”を加えると、香ばしさと旨味が一気にアップ!味に深みと変化をもたらすその正体は、企業秘密だという。

こちらは、矢橋ラーメンと並ぶ人気メニュー「名古屋ラーメン」。矢橋ラーメンがバラ肉を使うのに対し、こちらはロースチャーシューが特徴。盛り付けも派手で、名古屋らしいインパクトがある。チャーシューが器からはみ出す迫力は、一目で食欲をそそる一杯だ!
バラもロースも柔らかく、それぞれに異なる旨みと食感が楽しめる。麺とスープは矢橋ラーメンと共通で、同じ味わいのベースを違うチャーシューで堪能できる一杯だ。

矢橋店は、豊富なメニューとユーモアあふれる空間で訪れる人を楽しませてくれる、まさに地域に愛されるラーメン店だ。お子様メニューにはおもちゃ(大きなワゴンでおもちゃが運ばれてくる)が付くなど、家族連れにも大人気!ボリューム満点のセットメニューもあり、満足度は抜群だろう。
特に「矢橋ラーメン」は早い時間に売り切れることが多いため、ランチ時は早めの来店がおすすめだ。売り切れの場合も「矢橋“風”ラーメン」でその味を堪能できる。ぜひ、草津市の町名を冠した特別な一杯を味わってみてほしい!
【ラーメン藤 矢橋店】
住所:滋賀県草津市矢橋町868-5
TEL:077-562-3788
営業時間:11:30~21:50
定休日:火曜