大豆の奥深さを味わう!【大和田とうふ店】のとうふを食べ比べ

大豆の奥深さを味わう!【大和田とうふ店】のとうふを食べ比べ

2025.6.27近江八幡・東近江

大和田とうふ店の豆腐を食べ比べ

biwacommon編集部のジョーだ。
今回は、【大和田とうふ店】で購入した4種類のとうふの食べ比べレビューだ。とうふは見た目こそシンプルだが、実はとても奥深い食材。見た目が似ていても、風味、食感、舌触り、素材の甘みまで、それぞれに違いがある。今回は、あえて調味料は醤油のみを使用し、それぞれの“素の味わい”をじっくり楽しんでみた!
※なお、定番の木綿とうふと絹ごしとうふはうっかり買い忘れてしまった。

ちなみにショップバックがとてもかわいい!写真左側のビニール袋はサービスでいただいた「おから」だ。

醤油「日日是好日」

今回使用した醤油は、取材帰りに立ち寄った直売所で手に入れた、滋賀県彦根市の蔵元が造る濃口醤油「日日是好日(にちにちこれこうじつ)」。国産の丸大豆・小麦・天日塩を厳選し、木桶で仕込んだ天然醸造の古式醤油。現在、木桶仕込みの醤油は全体のわずか1%ほどしか流通していないが、味や香りに深みを求める蔵元の間で、再び注目されてる。製造者の水谷醤油醸造場には、ぜひ取材に訪れたいと思っている。

濃い色合いとは裏腹に、味は意外にもあっさり。まさに“大豆尽くし”の今回の食べ比べにぴったりの1本。改めて、大豆の懐の深さを感じる!

おぼろ

おぼろは、温めた豆乳ににがりを加え、固まる前にすくい上げたもの。ふんわり柔らかな食感が魅力だ。とうふになる直前の“半熟”状態というイメージが近いだろう。
●大豆の旨みがしっかり
●ほのかな甘みと、豆乳のまろやかな後味
●大豆の香りが豊かで、均一な口当たり

何も足さずに成立する味わいで、まさに“基本の一丁”。まず最初に食べたい一品だ!

寄せとうふ

寄せとうふは、にがりで固めた豆乳を水にさらさず、そのまま器に盛ったもの。おぼろと似ているが、食感に違いがある。
●なめらかでマイルド
●大豆の香りが広がり、口の中ですっと溶ける
●表面にうっすらと膜、内側はとろとろ

おぼろよりしっかりした舌触り(とはいえとても柔らかい)で、表面と内側で異なる食感が楽しめる。どちらも甲乙つけがたい美味しさだ!

厚揚げ

厚揚げは、外側を揚げて中にとうふのやわらかさを残したもの。
●オーブンで軽く温めると香ばしさアップ
●外はカリッと香ばしく、中はふっくらジューシー
●密度が高く、しっかりとした食べごたえ

店主のお子さんは、トースターで温めて焼肉のタレで食べているそう。真似してみたら、甘辛いタレと香ばしさが驚くほどマッチ!ご飯のおかずにも、お酒のつまみにもぴったり。シンプルなとうふは日本酒が合うが、香ばしい厚揚げにはビールがよく合う!

生湯葉(新商品)

新商品として登場した生湯葉。あまりに美味しかったため、個人的に購入した一品だったが急きょレビューに追加!生湯葉とは、加熱した豆乳の表面にできる薄い膜をすくい上げたもの。その繊細な風味ととろけるような舌触りを、贅沢に味わえる逸品だ。
●豆乳の旨みが凝縮された濃厚な味わい
●噛むほどに広がる甘みとコク
●なめらかな舌触りと、ほどよい噛みごたえ

30センチ角の生湯葉が2枚入りで、好きな厚みに重ねてカットして楽しめる。特に噛み応えのある層状部分の食感のコントラストが最高だ!私は厚めに切って食べるのが好み。

大和田とうふ店の多彩なとうふを、ぜひ味わってみてほしい!

とうふは一年中おいしい食材だが、特に暑さで食欲が落ちる夏場にもぴったりだろう。さっぱりしつつ、良質なたんぱく源としても頼もしい存在。ご飯にのせてわさび醤油でシンプルに味わっても美味しい。

迷ったときは、親切な店員さんに相談しながら選ぶのがおすすめ。とうふの特徴や美味しい食べ方も教えてくれる。大和田とうふ店の多彩なとうふを、ぜひ味わってみてほしい!

【大和田とうふ店】
営業時間:10:00-17:00
定休日:日曜、第1・第3月曜(GW、お盆、年末年始は連休あり)
住所:滋賀県東近江市一式町295-1
駐車場:あり
https://owadatofuten.com/

Instagram
@owada_tofu_ten