
biwacommon編集部のジョーだ。今回は、知る人ぞ知るかき氷の名店【伽藍堂(からんどう)】を訪れてきた。JR石山駅から徒歩約5分、路地裏にひっそりと佇む小さな喫茶店だ。控えめな店構えながら、夏になると開店前から行列ができるほどの人気ぶりで、SNSや口コミでも「滋賀で話題のかき氷店」として評判を集めている。
この日は平日にもかかわらず、開店30分前の到着時点で10人ほど並んでいた。カップルや年配の夫婦、一人で訪れる男性・女性など客層はさまざま。お目当てはもちろん「絶品かき氷」。私はギリギリ第一グループで店内に入れた。これほどの行列ができる理由に、期待が否応なく高まる!
外観は古民家を改装したような懐かしさがあり、緑茶色ののれんが出迎えてくれる。
※駐車場はないため、近隣のコインパーキングを利用した。

内観は和テイストを基調としつつも、東南アジアを思わせるオリエンタルな雰囲気があり、不思議と落ち着く空間だ。席数は4人掛けのテーブル席が4つと、カウンター席だ。メニューには定番の緑茶・きなこからフルーツ系まで多彩なかき氷が並び、眺めているだけでわくわくが止まらない!

席に着くとまず提供されるのはよく冷えた「特製玄米茶」。一口飲むと玄米の香ばしさと自然な甘みが広がり、暑さで乾いた体にスッと染み渡る。
「このお茶だけでも通いたい!」と思わせるほどの美味しさだ。二杯目以降はお水に切り替わるが、気に入った方は店頭で購入できる。
伽藍堂で扱う「八女茶(やめちゃ)」は、福岡県八女市を中心に生産される高級茶ブランド。特に玉露の生産で知られ、口に含むと甘みと濃厚な旨みが広がるのが特徴で、全国茶品評会でも高い評価を受けている。

看板メニュー「緑茶氷」を白玉・ゆであずき・わらび餅トッピングで注文。白い氷に濃緑の緑茶シロップがたっぷりかかり、頂点は氷化粧を施した近江富士のような美しい盛り付けだ!
ひと口目から驚かされるのは氷のきめ細かさ!ガリガリ感は一切なく、雪のようにふわっと溶け、濃厚な緑茶の旨味と芳醇な香りが広がる。粉っぽさはまったくなく、後味はすっきりとした上品な苦味。思わず「何だこのかき氷は!?」と声に出したくなるほどの衝撃だ。美味しすぎて自然と笑みがこぼれる。
白玉はもちもちでお米の甘みが豊か。ゆであずきはホクホクした食感で、甘さ控えめで皮まで柔らかく緑茶氷との相性抜群。数量限定のわらび餅は黒みつが染み込み、とろける柔らかさ。食べ進めるほど緑茶のコクが濃くなり、最後まで味が薄まらないのも嬉しいポイント。

同行者が注文した「黒みつきなこ氷」も絶品!かき氷にきなこという意外な組み合わせだが、黒みつとの相性は抜群。きなこの香ばしさが氷全体にふんわりと染み渡り、口に含むと黒みつのコク合わさり、優しい甘さが広がる!意外にも、きなこにはほどよい塩気が効いており、味に奥行きを感じさせる。
練乳入りで全体はクリーミーにまとまり、軽やかなカスタードホイップがかき氷をスイーツへと引き上げてくれる。まるで和風フラペチーノのような感覚だ!ホイップの重みで崩れそうな盛り付けにドキドキしながら食べるのも楽しいポイント。ボリューム感はあるが甘さ控えめで、最後までくどさを感じず美味しくいただけた。

どちらのかき氷も、他では味わえない贅沢な逸品。まさに“大人のかき氷”だ。食べ終わる頃には心も体も満たされ、特にお茶系スイーツ好きにはたまらないスポットといえるだろう!
また、伽藍堂はお茶の専門店でもあり、福岡県八女市の高級茶「八女茶」や滋賀県の銘茶「朝宮茶」を取り扱っている。レジ前には陶器や雑貨、植物などセンスの良い品々が並び、喫茶店としての居心地だけでなく、茶や器の魅力に触れられるのも人気の理由だ。
夏はかき氷、冬はみたらし餅やぜんざいなど季節の甘味が楽しめ、価格も良心的。地元の常連客はもちろん、口コミで訪れる遠方客も多く、訪問時も次々と来店者が。店を出る頃には「2時間待ち」の札が掲げられていた。午前中に売り切れることもあるため、開店前の訪問がおすすめだ!
【八女茶販売・喫茶 伽藍堂(からんどう)】
住所:滋賀県大津市松原町9-29
営業時間:10:00〜16:00
定休日:月曜・火曜・水曜