
biwacommon編集部のジョーだ。定番カレーから、季節限定・地域限定メニューまで、多彩なラインナップをリーズナブルに楽しめるココイチ。豊富なトッピングで自分好みにカスタマイズできるのも魅力!そんなみんな大好きなカレーチェーン「CoCo壱番屋(ココイチ)」に、滋賀県内の一部店舗でしか食べられない限定メニューがあるのをご存じだろうか?
その名も【近江日野産天然鹿肉カレー】。
滋賀といえば「近江牛カレー」も有名だが、日野産の天然鹿肉を使ったカレーはココイチならではの滋賀限定メニュー。実はこの商品、2010年から販売されていたとのこと。普段「ほうれん草カレー+チーズトッピング」一筋の私は、これまで気づかずにいた。
同じように知らなかった方のためにも、今回はこの“滋賀のご当地ジビエカレー”を実食レポートしよう!
※+480円(税込)で近江日野産天然鹿のトッピングも可能

「なぜ鹿肉なのか?」と調べてみると、背景には滋賀の獣害対策と地産地消の推進があった。
滋賀県に10店舗、三重県に1店舗の計11店舗を展開する株式会社アドバンスは、「地域課題の解決につながる商品を」と考え、地元の現状に目を向けた。そこで知ったのが、県内の農家や林業関係者を悩ませる鹿による農作物被害(鹿害)だった。
アドバンスが当時、食肉を仕入れていた猟師(多賀町・余呉町・朽木・日野町)からの話によると、年間で多くの鹿が捕獲されていたものの、かつてはその多くが焼却や埋設処理され、産業廃棄物として扱われていたという。
「せっかくの命を無駄にしたくない。」そんな思いから、アドバンスは日野町猟友会の有志が立ち上げた食肉加工処理施設「獣美恵堂(じびえどう)」と協力し、鹿肉を活用した商品開発をスタート。
外食チェーンとして鹿肉メニューを商品化するのは、当時日本初の試み。こうして地域と企業の想いが結びつき、「近江日野産天然鹿肉カレー」が誕生した!
※写真は鹿の食害により樹皮を剥がされた木

見た目は一見、いつものココイチのカレー。しかしスプーンを入れると、大きめの鹿肉の塊がごろり!玉ねぎや人参など定番の具材とともに、素朴ながら存在感のある一皿だ。

ベースはココイチ定番のポークソース。「鹿肉=硬い・クセがある」と思われがちだが、実際は牛肉に近いしっかりとした肉質で、もちもちとした柔らかな食感。脂が少なく、想像以上に食べやすい!
新鮮な鹿肉を使用しているためか、獣臭さはなし。噛むほどに肉の旨味が広がり、カレーのスパイスとも見事に調和している。牛・豚・鶏とはまた違う、あっさりとした野性味が魅力で、「これが鹿肉の旨さか!」と思わず唸る一皿。

このカレーの背景を知ると、味わいに一層深みが増す。それは、命を無駄にせず“食で地域課題を解決する”という想いが込められた一皿だからだ。
ジビエを提供するには、衛生管理や鮮度維持、解体技術など、専門的なノウハウが欠かせない。捕獲の段階から注意を払い、すぐに食肉処理施設へ搬入。開腹・解体も厳格な衛生基準のもとで行われているとのこと。
こうした努力の積み重ねによって、ココイチで通年販売できる安定した品質が実現した。厳しい基準をクリアした鹿肉を提供できるのは、企業と地域の熱意の証といえるだろう。
環境保全や獣害対策に関心のある方はもちろん、純粋に「滋賀限定のおいしいカレー」を求める方にもおすすめ。滋賀県内のココイチで、ぜひ「近江日野産天然鹿肉カレー」を味わってみてほしい!
CoCo壱番屋【近江日野産天然鹿肉カレー】
価格:1,126円(税込)
販売店舗:大津におの浜店・草津野路店・長浜8号バイパス店・八日市春日町店
公式情報: https://www.ichibanya.co.jp/menu/shop_original_detail.html?id=1520
なお、期間限定で東近江五個荘店と長浜8号バイパス店ではオリジナルメニュー「鹿カツカレー」も販売中。こちらも要チェック!
【オリジナルメニュー】鹿カツカレー販売店舗のお知らせ
公式情報:https://www.ichibanya.co.jp/menu/shop_original_detail.html?id=718