
こんにちは。biwacommon編集部のキム兄です。2月22日はニン、ニン、ニンで「忍者の日」だそうです。皆さん知っていましたか?
もちろん甲賀市民の僕は知っていましたよ(笑)。
全国各地の忍者にゆかりのあるところでは、この日に因(ちな)んで様々な企画が行われるようですが、甲賀市にある観光インフォメーションセンター「甲賀流リアル忍者館」でも、なにやらイベントをやっているらしいということなので、さっそく行ってきました。
「リアル忍者館」はJR草津線甲南駅から歩いて20分、新名神甲南ICから車で5分のところにあり、甲南駅方面から来ると、まず建物外壁に描かれた巨大な忍者の絵が目に飛び込んできます。
実はここ、僕の住んでいる家の近所で、この忍者の絵もいつもの見慣れた風景の一つになってしまっているんですが、初めて見る人には結構インパクトがあるかもしれませんね。
建物全体は「忍の里プララ」という市民センターとして古くから親しまれていて、「リアル忍者館」はその中の一部を改装して令和2年にオープンしています。
この日は忍者の日ということで、受付で来場者プレゼントのオリジナル「忍者てぬぐい」をいただきました。他にも、甲賀忍者の魅力を発信するための活動を行う忍者隊「甲賀五十三家おもてなし忍者隊」の最終オーディションが特設ステージで開催されていて、盛り上がっていました。
特設ステージの場所は普段は様々な忍術の体験コーナーが設置されているようで、今回はご紹介できませんが、公式ホームページで詳細が案内されていますので興味のある方は一度覗いてみてください。
1階には忍術体験以外に、忍者と一緒に写真を撮れる撮影スポットや、忍者の歴史をわかりやすくまとめた情報コーナー、忍者グッズや地元甲賀市の名産品が買える売店などがあります。
2階に上がると、CGを駆使した迫力あるプロジェクションマッピングが出迎えてくれ、無音で流れるなんとも幻想的な映像の美しさに引き込まれていきます。
そして僕がもっとも興味深かったのが、奥の別室に設けられた甲賀流忍者調査団による展示コーナーです。
忍者の存在を証明する古文書や道具などの展示をはじめ、忍者の末裔とされる渡辺家の発掘調査の記録映像など、興味深い展示がされていてとても見応えがありました。
僕の世代(50代)で忍者といえば、「仮面の忍者赤影」や「忍者ハットリくん」なんかが思い浮かぶんですが、その中の忍者はまるで魔法のような忍法が使えたり、甲賀流が悪者のイメージで描かれていたりと、かなり脚色された印象で焼き付いています。忍者を題材にした映画やゲームなど様々なコンテンツがありますし、今や世界中にその名は知れ渡っています。
とはいえ、実際の忍法ってどうなの? そもそも忍者って実在したの? そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
その答えが今回訪れた「甲賀流リアル忍者館」で見つかるかもしれません。
甲賀市には他にも甲賀の里 忍術村、甲賀流 忍術屋敷、博物館、寺社など忍者にゆかりのあるスポットがたくさんあります。館内にはレンタサイクルもあるので、自転車に乗って忍者スポット巡りをしてみるのもいいかもしれませんね。では、また。
<施設DATA>
観光インフォメーションセンター 甲賀流リアル忍者館
住所:〒520-3311 滋賀県甲賀市甲南町竜法師600
TEL:0748-70-2790
利用時間:10:00~16:00
入館料:無料
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)年末年始(12月29日~1月3日)
駐車場:157台(バス駐車場有:要予約)
公式サイト:https://www.real-ninjakan.com/