biwacommon編集部、ひーちゃんです。
熱中すればするほど、途端に冷めてしまうあるある。
ここ数年だと自分の場合は、ピアノの練習、オンライン英会話、リングフィット、横浜流星くん。そして、あんなに毎日食べていたもちむぎシリアルも、そのひとつ。
自社で開発した商品でこんなに美味しく食物繊維が摂れるなんて素晴らしいわ!と、朝な夕なにポリポリと噛み砕く食生活を思えば1年半ほど続けていただろうか。でも急に、飽きてしまった。
正確には飽きたというより、自然に食べなくなった。原因は「フルグラ」。
恐らく健康を意識する数多の人々が一度はツボったであろう某カルビー社のヒット商品に、1周も2周も遅れて出合ったうえにどハマりしてしまった。だって美味しいんだもん。
なかでも、「糖質オフ」のシリーズがお気に入り。グラノーラのほんのり控えめな甘さとドライフルーツの酸味のバランスがクセになる。口寂しいときは、おやつがわりにボリボリと齧る。もちむぎシリアルは食べなくなっていった。
「太るよ」「太ったよ」「気をつけて」
フルグラ生活を送っている話をすると、友人たちの第一声は決まって注意喚起だ。美味しいがゆえに、つい食べ過ぎて太った過去がみな同様にあるらしい。
先達のお言葉はありがたいが「私のは糖質オフだから」と聞く耳を持たないでいた。罪悪感なく食べていたいから、糖質オフのオフがどの程度オフなのかを特に調べることもしなかった。
けれどありがちな話、健康診断の結果を受けて「やっぱ、もちむぎやな!」となった。約1年ぶりに。
久しぶりに袋を開封する。手のひらに取って、そのままポリポリと味わう。懐かしく香ばしい風味。うんうん、美味しい。ずっと食べてなくてごめんね。
改めてなぜもちむぎシリアルやグラノーラを食べるのか?考えてみた。
①食物繊維が補える
②調理しなくていい
というのが自分的には主な理由。つまり、ズボラなのに食物繊維はキチンと摂りたい。
そういえば最近、何食べていたっけ?子どもたちが大きくなり各自外食も増えたので、家族で食卓を囲むことはほとんどない。だから自分ひとりだけの食事は、行儀が悪いとわかっていながらキッチンで立ったまま簡単に済ませることもある。
冷蔵庫には、納豆、漬物、卵、ヨーグルト。発酵製品ととタンパク質を摂っとけばいーよね、みたいなラインナップ。やっぱり、食物繊維が足りていなさそうだ。
とりあえず、今あるものにシリアルをかけてみた。
野菜不足の解消に、市販の液につけるだけの簡単漬物を常備している。もちむぎシリアルをかけて食べたら、違う種類のポリポリとポリポリが組み合わさって、新食感が楽しめた。
それだけで食べると涙が出そうに辛かったガリをアレンジしてみる。シリアルとマヨネーズで和えてみたら、ちょっとオシャレなサラダみたいになった。これ、かなり好きな味だわ。
定番の食べ方だけど、実は苦手で以前シリアルにハマった時は避けていた。苦手な理由は多分、甘いもしょっぱいもないから。フルーツを切るとかは面倒なので、ここでフルグラ投入。1:1の割合でミックスしてみたら双方ポテンシャルが引き出されて、なんて美味◎
粗塩だけでシンプルに、がおすすめ。これだけでタンパク質と食物繊維が摂れるって、お手軽だし美味しいし言うことなしです。
これは正直イマイチだった。(※個人の感想です)温泉卵のニュルっとした食感とシリアルのポリポリが、お互いの良さを打ち消しあってよくわからない一品に。
前日の残りカレーにもかけてみた。胃腸に負担がかからないようルーを控えめにしたことで、いまいち味のパンチに欠けていたカレー。シリアルの香ばしさでコクと深みが出た(気がする)。つけ合わせのサラダを用意するのが面倒なとき、こうやって食物繊維を摂るのはダメなんかな???
フルグラ糖質オフのオフは結構ちゃんとオフだった。そして食物繊維も多かった。これで太るというのは、自分もフルグラ先輩たちも単に美味しくて食べ過ぎていたせいなんだと思う。フルグラさん、印象操作みたいになってごめんなさい(ぺこり)
そして、もちむぎシリアルは、やはりカロリーぐっと控えめで食物繊維はたっぷり。実際には食べ方が異なるので、そのまま数値では比べられないけれど、どちらも不足しがちな食物繊維を補って健康的な食生活をサポートしてくれる優れた商品ってことで一件落着。
結局この1週間は、もちむぎシリアルもフルグラも両方食べていた。久しぶりのポリポリが楽しくて、今は気持ちシリアルに軍配が上がっている。でもまた何にでもかけ過ぎて飽きるのは嫌なので、あえて安定感のある食べ方はせずに「新しい組み合わせ」を試したりしている。
この夏、試してみようと思っているのは、
・スイカ+シリアル+塩
・そうめん+シリアル+胡麻油+刻みネギ
・トマト+シリアル+バジル
・あずきバー+シリアル
こんな食べ方ができるのは、甘くないシリアルだからこそだなぁ、と思う。